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コンサルタントコラム

2021/10/22

新規顧客開拓で年商を15倍にした、和菓子店6代目の経営改革のポイントを大公開!!

株式会社船井総合研究所  永尾 俊晴

新規顧客開拓で年商を15倍にした、和菓子店6代目の経営改革のポイントを大公開!!

-創業160年以上の老舗がおこなった令和時代の新商品開発と新顧客開拓。その内容とは・・・-
 
目次

  • ◆和菓子店・菓子業界が令和時代に直面する課題
  • ◆新商品開発・新店舗開発で代替わり後に「新規顧客開拓」に成功!大阪・奥なんばの浪芳庵
  • ◆「浪芳庵」6代目の井上社長がおこなった3つの経営改革
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  • ◆和菓子店・菓子業界が令和時代に直面する課題

    国内で新型コロナウイルスが発生してから1年半以上経過、社会情勢は依然落ち着くことなく、先が読めない状況が続いております。
     

    菓子業界でも、テナント店舗を中心とした売上不調、ギフト需要の大幅減少、コロナ対応に追われた現場疲弊、人手不足・・・などなど、様々な課題が顕在化しています。
     

    コロナ禍のなかで伸びていた自家需要の動きは少し落ち着きはじめましたが、感染対策が引き続き呼びかけられる中で、ギフト需要は昨年と比べて未だ減少傾向です。
    もともと歳時記のギフト中心に販売していた和菓子店としては、なかなか客足が戻ってこず、不安に感じられている経営者の方々も多いかと思います。特に感染症対策に警戒感の強い年配層のお客様が減ってしまっている、といったお声もお聞きしております。
     

    そんな今こそアフターコロナの経営基盤を形作っていく、変革期になっていくのではないかと考えられます。
     

    コロナ以前から、2008年以降日本の人口は減り続ける中で、若い顧客層や主婦層など、和菓子店は新しい客層の獲得が必須となってきておりました。
    船井総研でも創業者の時代から、「保守7割革新3割」が重要だと言われ続けておりますが、伝統の職人技術は守りながらも、これまでと同じ商品を、同じように製造・販売するだけでは、客数・売上・利益は“自然減“をしてしまい、経営が成り立っていかないのも現状です。
    かといって、がむしゃらにチラシを多く撒いて割引セールで店舗集客を行っていくことも今の時代では難しく、職人や従業員を守っていくためにも、安定した売上と利益を残す経営体質の変化が必要であることは、感じられている方も多いのではないでしょうか。

     

    ◆新商品開発・新店舗開発で代替わり後に「新規顧客開拓」に成功!大阪・奥なんばの浪芳庵

    こうした状況のなか、画期的な商品開発や店舗開発でメディアやSNSでも多くの話題を集め、新規顧客開拓を実現されていらっしゃるのが大阪・奥なんばの和菓子店「浪芳庵」です。
     

    社長の井上 文孝様は1858年創業の浪芳庵を事業継承した6代目社長です。創業160年以上の老舗ながら、2009年に本店を工場に併設して移転したことをきっかけに、若い顧客層から年配まで幅広い客層に支持される店舗づくり・商品開発をおこなっています。
    現在、駅や空港を含め大阪府内で5店舗展開。名物商品「炙りみたらし」は、SNSでも話題を呼び、本店併設のカフェは、緊急事態宣言やコロナ禍でも、連日人気で反響を呼んでいます。
     

    元々卸菓子など中心に販売をされていた「浪芳庵」ですが、六代目の井上社長に代替わりをされてからは、和菓子を最も良い状態でお客様に届けられる、生菓子を中心とした新しい商品の導入や、職人実演型の店舗づくりで「新規顧客開拓」に成功しています。
     

    コロナ・人口減少などの外的環境に対応し、他店と差別化していく上で、現在和菓子店にとってやはり「新規顧客開拓」が非常に重要だと、船井総研としても感じており、「浪芳庵」はその点を非常にうまく捉えて事業を展開しています。
     

    ◆「浪芳庵」6代目の井上社長がおこなった3つの経営改革

    1⃣ 新しい商品づくり
    他店舗と明確に差別化した鮮度感の高い団子・餅菓子・朝焼きどら焼きなどの生菓子に力を入れたことで、メディアやSNSでも話題を呼び、新規顧客を開拓されました。

     
    2⃣ 新しい店舗づくり
    日販1万円の日々を乗り越え、独自の出店戦略と店舗リニューアルで事業を拡大しました。職人主体の実演型店舗づくりと、世界観を演出するカフェの設計でお客様満足度と商品価値を最大化させる店舗づくりを実践しました。
     

    3⃣ 新しい組織づくり
    スタッフのアイデア溢れる商品開発会議や、若いスタッフ&職人と視察旅行など、独自の社員教育制度を実践されました。

      

    結果として、年商規模は15倍まで拡大し、地域のお客様の支持も得ながら、今現在も新しい取り組みを実践し続けています。
     
    創業160年以上の和菓子店でありながら、先代の取り組みを活かしながらも、新しいチャレンジを積極的に行い、大きな変革を成し遂げられました。
    長い歴史を持つ企業は、変えてはならない素晴らしい伝統と共に、変化しなければならない箇所も存在することが数多くあります。
     
    これまで続けてきた経営から変化・脱却するには強い意志が求められます。しかし経営改革に成功すれば大きな成果が得られます。

     
     
    今回ご紹介した、浪芳庵株式会社の取り組みをはじめ、その他和菓子店について少しでも気になることがございましたら、ぜひ下記よりお気軽にご相談下さい。
    ご連絡をお待ちしております。
     
    経営相談窓口【無料】
    https://lp.funaisoken.co.jp/mt/funai-food-business/biz-eat-out-inquiry.html

担当者
永尾 俊晴

関西学院大学総合政策学部で地方創生・地域活性化を専攻に学び、全国各地でフィールドワークを実践。
卒業後は、地域の食品メーカー・菓子メーカーの業績アップコンサルティングに従事し、特に商品開発や売り場改善など、現場に着目した提案を得意とする。WEB通販や営業ツール作成なども手掛ける。
お客様の独自固有の長所を見つけ、自社にあった形で業績をあげる“長所伸展”のコンサルティングを行うことを心掛けている。

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