
宅配・仕出し事業の成長エンジンとなる「製販一体」という形
株式会社船井総合研究所 林田大碁

皆様、こんにちは。
船井総研 中食コンサルサルタントの林田です。
本日は、仕出し・宅配事業における成長の形を。
先日お伺いした企業は、宅配参入2年目ながら、前年は予算比130%以上。今年の第一四半期も前年比160%超・予算対比も100%超で宅配事業が成長しています。
この企業様のこれまでの取り組みと成長要因を考えると、
「製販一体」となった商品開発と販促計画がキーポイントとなっていました。
この宅配・仕出し事業における「製販一体」の形とは、上記の企業様を参考にすると大きく以下の3つのような取り組みになります。
1) 適切な新商品投下・商品改廃
⇒配送・受注時のお客様の声の吸い上げと収集、数値データから見る販売傾向のフィードバックで、適切な(顧客が欲している)新商品の開発・投下ができ、また利用頻度の高いカテゴリーや価格の商品改廃を行うことで、離脱や利用頻度の減少を避けることができます。
2) 販促計画から逆算した商品開発・改廃
⇒季節の売上傾向やイベントや用途などから、販促計画を策定し、それを商品開発のメンバーとフィックスする事で、そのイベントに適した商品を、そのイベント販促時期に合わせて開発することができます。また早期販促の実施も可能になってきます。
3) 商品特徴を捉えた適切な販促の実施
⇒お客様からのお声や数値データを加味して作った商品の訴求ポイントを、開発メンバーから販促を実施するメンバーに伝えることで、商品の訴求ポイントや、対象顧客などが明確になり、適切な販促の実施に繋がります。
多くの企業様では、製販相互の情報交換は少なく、お互いの活動には、あまり触れないことが多く見られます。
しかし、相互の関係強化によって、製販どちらも精度があがることによってまた、1つ事業がブレイクスルーしていくのではないでしょうか。



-
-
-
2018.10.04シルバーライフがゼロから参入して年商65億円営業利益5.9億円
-
-
2018.06.12メモリアルむらもとグループが高齢者配食サービスに参入して成功した秘訣とは?
-
-
-
2018.01.09長所伸展とコミュニケーションが喜ばれ続ける秘訣
-
-
2017.04.06『地域密着型経営』による業績アップと人が育ち、辞めない組織作り!

-
2018.09.12赤字給食会社が立ち上げ3年「普通食」のみ介護給食で年商3億円営業利益率20%
-
-
-
-
-
-
-
-
-