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コンサルタントコラム

宅配
2018/4/09

宅配事業を飛躍的に伸ばす経営者の考え方

株式会社船井総合研究所 マーケティングコンサルタント 春日 大輝

宅配事業を飛躍的に伸ばす経営者の考え方

こんにちは。
船井総研の春日です。
 
仕事柄、毎日様々な経営者とお話をします。
 
その中には、毎年飛躍的に業績を伸ばしている経営者もいれば、
前年並の業績をキープするのが精一杯の経営者もいれば、
業績悪化を止められない経営者もいます。
 
会社を思う気持ちの強さは同じでも、
結果は残酷なまでに2極化してしまいます。
 
どうしてこのような違いが生まれるのか。
業績を上げ続ける経営者にはどのような共通点があるのか。
 
最近共通点を見つけました。
 
結論から申し上げると、
業績を上げる経営者とそうでない経営者は「投資」に対する考え方が全く違います。
 
私はデリバリー事業のご提案をすることが多いのですが、
 
例えば、業績を飛躍的に伸ばす経営者は、
3年後の「宅配専門セントラルキッチン」の設立を参入時点から見据えていることが多いです。
資金調達の方法や候補物件の検討も3年前からアンテナを立て、
宅配事業を企業経営の根幹にしようとしています。
 
しかしそうでない経営者は、将来は現在の積み重ねであると考え、ジャンプアップする思考が停止しています。
 
そんな経営者に多く見られるのは、
 
➀社長の兼任業務が多く、いつも通常業務で忙殺されている
 
②社長が業務に忙殺されているので戦略的な投資など重要な意思決定が遅い。
 
③投資と消費をはき違え、節約することが経営管理だと思い込んでしまう。
 
➃経費節約に目が行き、現状維持で精いっぱいになる。
 
⑤現状維持から何とか脱却するため、目先の延長上であれもこれも手を出してさらに苦しむ。
 
⑤業績が伸び悩んでいるのは社員の意識改革が必要だと考え、
仕組みづくりや人財育成にはまる
 
⑥部下にその意図が伝わらず、どの業務に集中してよいかもわからず、業務量だけが増え、離職が増える
 
⑦残った社員の食い扶持確保のためにも、収益性の低い事業はやめられない。
 
⑧常に少ない経営資源が分散され、低収益性が固定化される
 
⑨経営環境が悪化するとまたたくまに窮地にさらされる
 
という負のスパイラルです。
 
企業を5年後、10年後にどうしたいのか。
そのためには、どの時点でどんな投資をしなければならないのか。
そのためにはどれだけのキャッシュが必要なのか。
資金調達はどうするのか。
今の仕事の中で本当に10年後も続けていたい仕事は何なのか。
 
現状の積み重ねではなく、
近未来のジャンプアップを見据えた逆算の発想で、
やめることを決め、意思決定をするための時間を確保することが重要なのかもしれません。
 

担当者
マーケティングコンサルタント
春日 大輝

関西学院大学卒業後、大手食品メーカーに入社。食流通の最前線で具体的ノウハウを取得した後、船井総研に転職。転職後も食に関する企業の支援にこだわり、現在は宅配・ケータリング業を専門としている。月20日以上を現場でのコンサルティングに費やし、支援先数は社内でも随一。戦闘レベルの提案から中長期的な戦略構築まで、経営者に徹底的に寄り添うコンサルティングスタイルには定評がある。

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