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コンサルティングコラム人材外食製菓スイーツ食品2022.07.05===関連のセミナーはこちら=== 『コーヒー専門店開発・活性化セミナー』 https://www.funaisoken.co.jp/seminar/089174 2022/08/25 (木)13:00~15:30@船井総合研究所 東京本社 2022/09/01 (木)13:00~15:30@オンライン配信 2022/09/02 (金)13:00~15:30@オンライン配信 === いつもコラムをご愛読いただきまして、誠にありがとうございます。 今回のコラムでは、コロナ禍で業績を伸ばされていて、山口県内でコーヒー豆専門店を8店舗、年商2億円規模で展開されている、「株式会社徳山コーヒーボーイ」さまのお取組みをご紹介させていただきます。
写真:徳山コーヒーボーイ様HPより https://www.coffeeboy.co.jp/ ■卸から直販へ 時流に合わせ売り先と売り方をかえる
徳山コーヒーボーイ様は、現社長の河内山様のご祖父様の代に、和菓子店や豆腐店に豆商品の卸販売をする事業からスタートされ、その一環として珈琲豆の焙煎販売も開始をされた会社様です。その後、現社長が跡を継がれ、約25年前から家庭向け商品として珈琲豆の小売り販売を開始されました。地域密着型の店舗として、順調に店舗を増やされ、今では山口県内で8店舗+通信販売を展開されるまでになられました。 食品製造業としては、異例の数の店舗数となっておりますが、河内山社長は店舗を増やされた経緯について、このように話されます。「スターバックスの日本進出や、ファストフード店やコンビニでのテイクアウト形式でのコーヒーの提供の開始により、コーヒーが喫茶店でのみ飲む物ではなくなった。その中で珈琲を喫茶店に卸すだけでなく、家庭用に直接販売できるようになった。また自社店舗にカフェ機能を持たせ、より認知度が増したことで、出店のお声がけも増えた。」 コーヒーのマーケットが年々大きくなっただけではなく、ライフスタイルの変化に合わせて出店や販売方法の変更をされたことも、成長を続けられている要因です。 当時主力商品であった豆類の商材を扱うノウハウを活かしながらのコーヒー豆専門への事業転換。さらに卸から脱却し、直販主体に切り替えられるなど、時流適応を行い、原理原則に則った経営をされているからこその成長があるのではないかと考えております。また、自社が価格決定権を持ちやすい直販に切り替えられたことが、コロナ禍が業績に悪影響を及ぼさなかった要因ではないでしょうか。写真:徳山コーヒーボーイ様HPより 焙煎の様子 ■「コーヒーの幸せをサポートする」理念の浸透が人財活用にも好循環
このように店舗も順調に増えると、同時に人材も必要となりますが、河内山社長は人材採用には困ったことがまったくないとおっしゃられます。その要因として、店舗理念に共感した人材が集まっていることが挙げられます。 徳山コーヒーボーイ様の経営理念に、「コーヒーの幸せをサポートする」との言葉があります。また、河内山社長のお言葉に「おいしいコーヒーよりも、うれしいコーヒー。コーヒーを追求するのではなく、ライフスタイルを追求し提供したい。」というものがあります。お客さまにコーヒーの幸せを届け、ライフスタイルをサポートする。その理念がしっかりと浸透し、接客や店舗づくりにもつながっています。 実際に私も店舗で接客を受けてみましたが、気さくにおすすめのコーヒー豆や、コーヒーの淹れ方などをご紹介いただきましたし、店舗スタッフの方がおすすめ商品をアピールするのではなく、お客様の好みやコーヒーに対する経験などをお聞きされた上で、お客様本位で接客をされています。また、常連客と思われる方に「昨日は○○コーヒーを飲まれましたから、今日は○○コーヒーはいかがですか?」といったように、おいしいコーヒーをただただおすすめされるだけではなく、お客さまの日々の生活に寄り添った接客をされていました。 さらに、徳山コーヒーボーイ様は、定期的にコーヒーの淹れ方を教えるワークショップや、地域のイベントなどでコーヒー店をされたい方をお手伝いする「スカラーシップ制度」というものをされ、地域にファンとなるお客さまを増やす取り組みもされています。写真:徳山コーヒーボーイ様HPより BEANS & GIFT店の様子 ■今注目!スペシャルティコーヒーロースタリー業態とは?
スペシャルティコーヒーロースタリー業態とは、ドリンク比率よりも豆の物販比率の高い、自社で焙煎した焙煎豆を中心に販売をするビジネスモデルです。集客要素や顧客の入口として、ドリンクの提供も行いますが、利益率・客単価が高い焙煎豆の売上構成比が高くなる店舗づくりをすることで、収益性も高い業態となります。また、スペシャルティコーヒーと呼ばれる、量販店で販売されるコーヒー豆の5~10倍の価格帯の商品を販売し、日常的な自家需要と手土産、ギフト需要に対応した販売を行います。 ❏❏❏お客様に愛され、繁盛するコーヒー豆専門店のポイント❏❏❏ ・なじみがあり、市場規模も大きく、さらに成長マーケットであるコーヒー市場では「スペシャルティコーヒー」のように高付加価値の商品を適正価格で販売するニーズが高まっている。 ・軽食など飲食は提供しないため人手がかからない。 ・直販中心の食品物販だからこそ、粗利率が高く、各店舗の損益分岐点は低い。 ・リピーター中心の業態だからこそ、長期的に売上が安定する。実際にコロナ禍でも好調。 ・コーヒー自体のマーケットが大きく、都市部だけではなく、地方の住宅街や郊外ロードサイドでも成立する。 ❏❏❏❏❏❏ 今回、コラムで紹介をさせていただきました、徳山コーヒーボーイ様の河内山社長のお言葉でもある「おいしいコーヒーよりも、うれしいコーヒー。コーヒーを追求するのではなく、ライフスタイルを追求し提供したい」との理念は、食品を扱っていただいているすべての会社様にも当てはまるものではないかと考えております。 また市場成長性や収益性といったビジネス的な観点からも、コーヒー豆専門店は今後も注目の業態です。 フード業界で日々経営されている皆さまの参考になりましたら、幸いです。 なお、2022年8月末から3日程で、スペシャルティコーヒー専門店業態について、船井総研初となるセミナーを開催いたします。初回はリアル開催、2回目以降はオンラインにて開催いたしますので、全国の皆様の事務所からご参加いただける体制を整えてお待ちしております。 ===関連のセミナーはこちら=== 『コーヒー専門店開発・活性化セミナー』 https://www.funaisoken.co.jp/seminar/089174 2022/08/25 (木)13:00~15:30@船井総合研究所 東京本社 2022/09/01 (木)13:00~15:30@オンライン配信 2022/09/02 (金)13:00~15:30@オンライン配信 === -
コンサルティングコラム外食2021.12.06皆さん、こんにちは。 船井総研フード支援部の玉利(たまり)です。 今回はカフェ業態の客単価について、解説していきます。 いまカフェ業態を経営されている方は、客単価はどれくらいでしょうか? もちろん、立地、客層、利用動機、メニュー構成などによって変化してくるため、一概には言えませんが、今回は、特にいま好調市場である「郊外ロードサイドのカフェ業態」について解説していきたいと思います。 郊外ロードサイドにてカフェを経営する場合は、その店舗が抱えている商圏人口が少ないため、都心部の店舗と比較して、より幅広い客層を獲得する必要があります。そのため、いわゆる喫茶店ようなドリンクメニューと少数の軽食メニューだけ品揃えするというよりも、しっかりとグルメ系サンドイッチやハンバーガー、ライスボウル(丼ぶり系)やプレート(洋定食)などの食事メニューも品揃えする必要があります。 その際に、しっかりと店舗コンセプトをつくり、ただ単純に食事メニューを提供しているだけではないブランディングをしっかりと行うことで、実は客単価は1800円前後まで引き上げることが可能となります。 具体的には 「美容院のグループが経営する、オーガニック食材や無添加にこだわった、女性の美と健康を応援するカフェ」 や 「歯科医師が監修する、歯と健康に良い食事」や「スイーツメニュー」 といったカフェのコンセプトを持つ店舗では、これまで実際に、一番商品の食事メニューの価格を1500~2000円ほどに設定しても、しっかりとお客様に受け入れていただいています。 これはある意味経験則的な最適な客単価の導き方ですが、 実は理論上でも、客単価を引き上げることができる上限値は概ね設定することができます。 この話は次回のコラムにて解説いたします。 カフェ経営に関する無料経営相談窓口 WEB予約フォームは こちら https://lp.funaisoken.co.jp/mt/funai-food-business/contact-info.html ▼新しいビジネスモデルをお探しの方はこちらのページもご覧ください。 注目の飲食店「新ビジネスモデル」事例解説 ~コロナ後の新しい時代への対応業態の作り方~ ▼外食業界時流予測レポート2022を無料ダウンロード!▼
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コンサルティングコラム外食2021.12.06皆さん、こんにちは。 船井総研フード支援部の玉利です。 今回は特に郊外ロードサイドでのカフェの集客に有効な「ポール看板」について解説していきます。 郊外ロードサイドでは、いかに地元のお客様に多くご来店いただくか、が非常に大事になってきます。 その上で、店舗の存在を知らせるポール看板は、とても重要な役割を果たしています。 しかしながら、日々カフェ業態の経営相談やコンサルティングを行っていると、その大事なポール看板が「いまひとつ伝わりづらい」ものになっている店舗もよく見かけます。とにもかくにも、まずはひとつ目安となる大手カフェチェーンの店頭看板づくりを見てみましょう! ❏郊外ロードサイドで出店している主要カフェチェーン (店頭看板Google検索結果) ■むさしの森珈琲(すかいらーく運営) ■星乃珈琲店(日本レストランシステム運営 ドトール、五右衛門など) ■コメダ珈琲店 ■コナズ珈琲(トリドール運営 丸亀製麺など) それぞれ「上記カフェ店舗名 看板」で画像検索してみましょう。 いかがでしょうか? 皆さまの店舗のポール看板と比較してみて、違いはありましたか? ポイント(船井総研では”ルール化”と読んでいます)としては以下の点が挙げられます。 ・〇〇珈琲と記載する →店名を決める段階からの話になりますが、クルマで走っていて、ひと目で視認できるのは、やはり漢字、それもなるべく少ない文字数です。「カフェ」「〇〇コーヒー」「〇〇coffee」「〇〇cafe」などの表記は、パッと見て分かりづらい表現です。 同様に、「〇〇喫茶」という表現ならまだ良いです。 ・コーヒーカップのイラストやモニュメントを配置する →これも、「ここがカフェなんだ」「ひと休みできる場所なんだ」というのが、一瞬で分かる手助けをしてくれます。分かりやすい、アイコン的に使用するイラストがより良いです。 ・P〇〇台 〇〇席 などの案内 →物件の都合によっては、どうしても路面、歩道、駐車場があり、その奥に店舗物件がある場合があります。そうすると、どうしても店舗の規模感や駐車スペースのゆとりに不安を感じやすく、これもまた入店を決断できなくさせる要因の1つになります。 あとは、目の前の道路の通行スピードに合わせた高さの看板を、大きく明るく目立つ位置に立て、このような内容を記載することで、集客できるポール看板としてしっかり機能してくれます。 皆さまの運営しているカフェ・喫茶店舗でも、ぜひこの考え方で、カフェ集客において非常に大事なポール看板を見直してみてください。 カフェ経営に関する無料経営相談窓口 WEB予約フォームは こちら https://lp.funaisoken.co.jp/mt/funai-food-business/contact-info.html ▼新しいビジネスモデルをお探しの方はこちらのページもご覧ください。 注目の飲食店「新ビジネスモデル」事例解説 ~コロナ後の新しい時代への対応業態の作り方~ ▼外食業界時流予測レポート2022を無料ダウンロード!▼
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コンサルティングコラム外食2021.11.16皆さん、こんにちは。 船井総研フード支援部の玉利(たまり)です。 今回はInstagramを活用して販促を行っている皆さまに、日々のInstagramの投稿の分析と改善方法をお伝えしたいと思います。 早速ですが、皆さんはInstagramで投稿したあと、その投稿についての振り返りを行っていますか?なんとなく「いいねが多かった」「動画の再生回数が多かった」というくらいは振り返っている方もいらっしゃるかと思いますが、なかなか数値分析までしっかり行っている方は少ないかと思います。 難しいのでは?と思われる方も多いかと思いますが、実は簡単です。 見るべき数値は、たった2つだけです。 それは、インプレッション数 と エンゲージメント数 の2つです。 どちらも、ともに過去の投稿のインサイト画面から確認することができます。 ===用語解説=== 「インプレッション数」=投稿が閲覧された合計回数 ※インサイト画面から直接確認可能 「エンゲージメント数」=「いいね!」「コメント」「保存」などのアクションの合計数です。 ※インサイト画面上部のそれぞれの数値を足し算する ========== そして、いま運用しているアカウントの中、あるいは複数店舗を運営している会社であれば、その中での比較において、それぞれの投稿がどれくらいの数字を獲得できたか?を確認することで、投稿内容やハッシュタグの効果測定を行うことができます。 具体的には4つの分類でそれぞれの投稿を分けて考えていきましょう。 ①インプレッション数が多く、エンゲージメント数も多い投稿(とそれに紐づくハッシュタグ) →たくさんのお客様に投稿が届き、いいねや保存などの反応も多かった投稿、ハッシュタグ =どんどん投稿していきましょう!積極的にそのハッシュタグを使っていきましょう! ②インプレッション数は多いものの、エンゲージメント数が少ない投稿(とそれに紐づくハッシュタグ) →たくさんのお客様に投稿は届いたものの、いいねや保存などの反応は少なかった投稿 =どちらかというとうちのことを知らないお客さん向けの投稿(店舗紹介、名物商品紹介、店長の紹介など)をしましょう! ③インプレッション数は少ないものの、エンゲージメント数は多い投稿(とそれに紐づくハッシュタグ) →あまりたくさんのお客様には投稿が届かなかったものの、いいねや保存などの反応が多かった投稿 =コアな内容だが、刺さるひとにはものすごく刺さった内容を投稿できた、と言い換えることができます。一度来店してくれたお客様や、ファンのお客様に対して、うちの強みやこだわりを発信することで、さらにファンになってもらえるような投稿をしましょう! ④インプレッション数が少なく、エンゲージメント数も少ない投稿(とそれに紐づくハッシュタグ) →あまりたくさんのお客様に投稿が届かず、いいねや保存などの反応も少なかった投稿 =お店として投稿したい内容以外は、投稿数を減らしていきましょう。 特に直近インプレッション数が伸びやすい=多くのひとに届きやすいハッシュタグとしては「#地域名 テイクアウト」「#地域名 ランチ」などが挙げられます。 また、カフェ業態に限らず、ある程度どんな飲食店でもエンゲージメント数が多いのは、その店舗の強み「オーガニック」「個室」「素材名」などです。 ぜひ皆さまの店舗の強みを生かした投稿を行ってみてください。 詳しい投稿内容や、自社の強みの活かし方などは、随時「無料経営相談」で行っております。 対面での打ち合わせも可能ですし、ZOOMなどのオンライン会議を利用した遠隔会議も可能です。原則経営者の方のご同席の元、SNS運用の担当者さんもご参加いただくことができます。 一緒に最適な発信をしていきましょう! Instagram、SNS活用に関する無料経営相談はこちらからどうぞ WEB申し込みフォーム >>https://lp.funaisoken.co.jp/mt/funai-food-business/contact-info.htm ▼新しいビジネスモデルをお探しの方はこちらのページもご覧ください。 注目の飲食店「新ビジネスモデル」事例解説 ~コロナ後の新しい時代への対応業態の作り方~ ▼外食業界時流予測レポート2022を無料ダウンロード!▼
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コンサルティングコラムスイーツ2021.10.29
お芋スイーツ専門店 開業ガイドブックはこちらから! 第4次お芋ブーム×食欲の秋により、直近メディアでも話題の「お芋スイーツ専門店」。 各地で新規参入者も増加傾向にあり、今最も話題のスイーツ専門店といえます。 ただ、開業店舗の中には、お芋スイーツ専門店と言いつつ、焼き芋のみ、お芋モンブランのみ、というような1~2商材で勝負している店舗が多く、多用途対応が不可の店舗が多く出店されています。 そんな中で、船井総研が提唱するのは、お芋スイーツ専門店で単店5000万円~1億円を売り上げるビジネスモデルです。 商品数は絞りつつも、ギフト・自家需要・その場のそれぞれに対応できる商品ラインナップで、地域に根付くお芋スイーツ専門店をご提案しております。 また、このビジネスモデルでは、外食事業・中食事業を運営される上で使用されている厨房設備を活かして展開することが可能です。 現状使用されている、厨房設備でスチームコンベクションオーブンなどを導入されている店舗では、そのオーブンを100%有効活用できているでしょうか? 大きな投資をし、導入したオーブンの稼働率を更にUPさせ、外食事業の隙間時間にお芋スイーツ製造を行うことで、新しいスイーツビジネスにチャレンジすることができます。 今回は、既存設備を活かすことで、低投資での参入を検討できる【お芋スイーツ専門店ビジネスモデル概要とポイント】についてご紹介していきたいと思います。
目次
◆昨年からメディアで話題続出の低投資参入可能な「お芋スイーツ専門店」とは
お芋スイーツ専門店を展開するにあたってのポイントは大きく、下記3つになります。 ①お芋自体のMSが大きく、素材特化型専門店として、商材展開の幅が広げやすい ②低単価&身近な素材にフォーカスしているため、地元密着型店舗を作りやすい ③既存の厨房を活かした商品製造により、新店舗は小規模・低投資で始められる◆①お芋自体のMSが大きく、素材特化型専門店として、商材展開の幅が広げやすい
弊社では、各商材自体の市場規模の大きさを加味し、ご提案する商材を選択しております。 市場規模とは、その商材自体がそもそも世の中でどれほどの需要を持ち合わせているのかを算出する数字です。 その市場規模を目安に、規模が大きく安定した売上を見込むことができる商材を選ぶことで太く長く続く業態をご提案させていただいています。 そんな中、お芋スイーツの市場規模―MS(マーケットサイズ)はというと、年間国民1人当たりがお芋スイーツに対して消費する金額は、603円ほどとされています。 これは、プリン660円、大福540円と並ぶ大きな数字です。 このようにお芋スイーツは、MSが大きな商材として、日本人にとってもなじみ深く、受け入れられやすい商材といえます。 また、素材特化型ブランドとは、「お芋」「いちご」など素材を使用したスイーツを展開しているブランドのことであり、大きなくくりとしては、その素材自体を使用していれば、専門店商品として歌うことができます。 そのため、専門店ごとに売り商品を幅広い商材の中から選択することができ、ラインナップも広げやすいです。◆②低単価&身近な素材にフォーカスしているため、地元密着型店舗を作りやすい
お芋と聞くと、皆さんスーパーで購入できるかつ、焼き芋にしてお家で食べられるケースも少なくありません。 このように、お芋はもともと私たちにとって身近で安価なイメージの強い素材であるため、スイーツとして展開した場合も「手土産スイーツ<自家用おやつ」としての展開が可能になってきます。 そのため、地元商店街や小規模な駅前出店であったとしても、その周辺人口が見込める場合は、出店可能な専門店業態となります。 ただ、安価なイメージがあるからといって、安売りをするわけではなく、お芋スイーツ専門店としてのブランディングと商品クオリティを担保することにより、高粗利商品を展開することが可能です。 また、お芋スイーツ専門店は、より地元の小商圏に対して店舗・ブランドのシェア率を高めていくビジネスモデルとなっているため、これまでご提案させていただいた、プリン、チーズケーキ、チョコレートのお店よりも立地選定の幅も広がります。◆③既存の厨房を活かした商品製造により、新店舗は小規模・低投資で始められる
今回のお芋スイーツ専門店ビジネスモデルは、冒頭から記載させていただいているように、外食/中食事業を展開されている店舗の既存厨房設備を活かした展開でより低投資で展開をいただくことが可能です。 展開方法といたしましては、現在お持ちのスチームコンベクションが稼働していない時間帯にお芋スイーツを製造し、冷凍後、販売店に運び込むという流れとなります。 そのため、既存厨房を「既存事業の厨房 + お芋スイーツ専門店のセントラルキッチン」として使用することで、新たな投資としては、出店店舗の内外装施工費用や店舗で再調理するための小機器類、デザイン、包装資材関連などとなります。 他スイーツ事業に比べ、再度大きな厨房機器を購入しないこともあり、大幅に投資額を下げることが可能です。 更に、販売店も最低7坪程度から出店可能ですので、家賃や人件費などの運用費用も最小限に抑えることができます。◆成功事例のご紹介!
■8月オープン、地方で毎日売り切れ続出の人気お芋スイーツ専門店A 地域のロードサイドにて、2021年8月にオープンし、オープン時より行列ができたことで、更に話題沸騰中のお芋スイーツ専門店A。月商500万円以上を達成する人気店舗に成長中。 ■観光客向け立地で地元さつまいもを使用し、月商約500万円を獲得しているお芋スイーツ専門店B 地元産のさつまいもを活用したお芋スイーツを全て素人のみで店内工房にて製造し。 製造人数2人で、月商約500万円を獲得している今話題のお芋スイーツ専門店B。 ■芋けんぴを主力に最高日販100万円を獲得する観光立地のお芋スイーツ専門店C 芋けんぴを主力商品にすえ、GW時には最高日販100万円を獲得する人気お芋スイーツ専門店C。 全て素人のみで製造しており、芋けんぴを主力に据えることで、幅広い年齢層の観光地土産市場シェアを獲得。 ■地元需要獲得立地にて、多数のリピーター客を獲得する焼き芋が主力のお芋スイーツ専門店D 地元客需要を獲得する商品ラインナップとして、より主力となってくる焼き芋の売上構成比を30%以上獲得することで、手間をかけずに少人数で売上を獲得するお芋スイーツ専門店D。 更に話題性と集客力を付加するとともに、ロスを防ぐために商品構成にも力を入れている。 いかがでしょうか。 「お芋スイーツ専門店」開業をご希望の方、少しでも今回のコラムが気になった方は、下記よりお気軽にご相談下さい。 ご連絡をお待ちしております。 経営相談窓口【無料】 https://lp.funaisoken.co.jp/mt/funai-food-business/biz-eat-out-inquiry.htmlお芋スイーツ専門店 開業ガイドブックはこちらから!
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コンサルティングコラム外食2021.08.10皆さんこんにちは。 船井総研フード支援部の玉利です。 今回はカフェ・喫茶店の商品開発についてです。 前回のコラムでは【商品の付加価値づくりにおける7つのジャンル】についてお伝えしました。 そしてその中でも、特に近年、そしてこのニューノーマル時代においては、WEBやSNSで検索されたときに目を引きやすい ⑤提供前演出、、、卓上でチーズをかける・眼の前で炙る・彩り・ボリューム など ⑥喫食中、、、味の変化・食べ方提案・単純に美味しい など ⑦喫食後、、、口コミ・SNS投稿したくなる など この3つの付加価値づくりの重要性が増してきていることをお伝えしました。 これはいわゆる「SNS映え」「インスタ映え」しやすい商品の特徴にもなってきますが、つまり見た目で分かる付加価値を意識して作る必要があると言うことです。 見た目でのインパクトを出しやすい付加価値としては「ボリューム」があります。 ボリュームは、なにもデカ盛りのように量を増やすという話だけではありません。 例えば分かりやすい例で言うと、カフェ業態においてはパンケーキそのものの高さであったり、あるいは上に乗っているクリームの高さ などがこれにあたります。 そして、このボリュームを打ち出す際に意識したい数字法則が船井総研にはあります。それが「1.3倍の法則」「1.7倍の法則」です。 ひとは、ある長さ、高さ、面積、重さ、、、に対して1.3倍以上の開きがあるものに関しては明確に「違うな」と認識することができます。逆に、1.1倍や1.2倍程度の違いであれば、パッと見て違いに気づきづらいです。 そして、1.3倍の2乗である1.7倍以上の違いがあるものに関しては、「明らかに他とは全然違う!」というように、インパクトを感じやすくなります。 そのため、商品開発においてボリュームを打ち出す際は、まずは「業界平均の1.7倍の〇〇」というのをひとつ意識してみてください。 もう1つ意識したい数字としては「7」という数字があります。これは、ひとは何かを数えるときは片手で数えられる「5」まではパッと見ても数えられるが、それ以上になってくると、途端にひと目では把握しづらくなる、という法則です。これに基づいて「7以上」というのは、ひとがパッと見ていくつあるか?が非常に把握しづらい数字になってきます。 この性質を応用すると、例えばデザートにフルーツを盛り付ける種類であったり、サラダに入れる野菜の種類などを7種以上にしよう、というふうに使うことができます。この「7」という数字もぜひ意識して商品開発をしてみてください。 最後に、写真での見た目に+αして、動画にしたときに「どう映えるか?」というのも非常に重要な視点になっています。 いまInstagramをはじめYOUTUBEなどでも15秒ほどの短い時間の動画が増えております。 目の前で炙る、ぷるぷる揺れる、、などの要素にもぜひチャレンジいただければと思います。 それでは、今回のコラムは以上となります。 今回の内容を参考に、ニューノーマル時代のカフェにおける商品開発を進めていただければと思います。 船井総研フード支援部では、ZOOMでの無料経営相談も承っています。ぜひこちらのページから、お申込みくださいませ。 担当のコンサルタントからご連絡させていただきます。 こちら ▼新しいビジネスモデルをお探しの方はこちらのページもご覧ください。 注目の飲食店「新ビジネスモデル」事例解説 ~コロナ後の新しい時代への対応業態の作り方~ ▼外食業界時流予測レポート2022を無料ダウンロード!▼