成功する直売店の作り方 | 船井総研 フード支援部

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コンサルタントコラム

一次産業
農業
2021/12/13

成功する直売店の作り方

成功する直売店の作り方

会社紹介

株式会社デイリーファーム様
愛知県常滑市にて養鶏業を運営。
〇会社概要
・約16万羽飼養
・年間生産量 :2,500トン
・1日生産量 :約12万個
・主な取引先 :大手流通、スーパー他
○グループ年商:9.9億円(2020年度)
〇グループ従業員数:100名(社員22名)

企業理念:
「たまごで人をしあわせに」
デイリーファームの大切にしていきたいこと
①一点の曇りもない品質でありたい
②お客様に嘘をつかない会社でありたい
③我が社の考え方に賛同し、共に汗を流す社員が
 誇れる会社でありたい。
これまで卵のB to B販売がメインだった農家が直売店に力を入れることによって、B to Cメインの売上が年々増加している。
成功する直売店の作り方

コロナの影響

志村けんさんの死去(2020年3月29日)を機に一気に直売店への来店が減少。従業員から不安の声も出るように。飲食店「レシピオ」では、2020年4月29日~5月17日はテイクアウトのみの営業に変更。
飲食店の売上は、昨年度対比50%近くまで落ち込む。店舗営業を開始すると、常滑市市役所に警告の連絡が入るなど、営業開始後も厳しい状況が続く。

コロナ以前から続けている取り組み

【いいたまごの日セール】
年に3回お客様に対して還元のイベントを実施。イベント行うたびにチラシやDMを配布。イベント当日は大行列ができ、近隣のお客様に多数来ていただいている。
【新商品のモニター会】
試行錯誤をして新商品を作成している事をお客様に伝え、商品に対して・お店に対して愛着を持ってもらうために実施。ポイントカードの使用率が高い、ロイヤルカスタマーに試食会を実施している。その際にたまごの取組など理念の情報発信。
【SNSの情報発信強化】
InstagramやLINEで情報発信を強化。Instagramのフォロワーが合計1万人、LINE公式アカウントの友達数5,000人。デイリーファームでは、SNSをお客様とのコミュニケーションツールとして活用。
SNSの運用方法:
・お店の雰囲気に合った商品を投稿
・週に2回投稿することをルールで決めて、社員持
 ち回りで運用。
・写真を撮るクオリティに差があるので、写真を撮
 ることが上手なパートさんに仕事時間に撮影をし
 てもらっている。
・お客様の投稿を一番うれしい投稿を社内グルー
 プLINEに共有し、インナーブランディングを行う。
・LINE公式アカウントのbot機能を活用。

6次産業化の効果

【コロナ禍でのまなび】
・情報発信を常に発信し続ける事
・情報を発信できるような状態にしておくこと
・お客様と相互のコミュニケーションが取れる
 状態にしておくこと
・そしてその輪をどんどん広げていくこと

【6次産業化の効果】
①B to B ビジネスへの広がり
B to Cビジネスに取り組みを発信する空間を持つことで、お客様の求めている事の理解。消費者へダイレクトに取り組みを伝えることができるように。
②日常消費からハレの日消費へ、さらに日常へ
日常消費では、1円でも安く買うことを考えるが、お土産にすることで、価値を購入してもらえるように。そこで、美味しいと思ってもらうことによって、卵(日常消費)の販売へ
③圧倒的な発信力の強化
実店舗と(SNSを含む)メディアの相性が抜群であり、
・知名度の上昇
・採用
・B to Bの新規開拓
など情報発信の強化によって、売上増加。
④強い会社作りのための柱づくり
それぞれのマーケット(お客様)が異なるため、突風が吹いても倒れにくい企業へ。コロナ禍で、飲食店の売上が落ちたが、巣ごもり需要により、スイーツなどの売上が上昇。
成功する直売店の作り方
担当者
永瀬 立騎

関西大学経済学部経済学科卒業後、2020年4月船井総合研究所入社。リフォーム会社でのコンサルティング経験を経て、地方創生支援部 食品・観光グループ配属。以降、農業コンサルティング、スイーツ専門店のコンサルティングに従事。

Google広告、SNSの運用など、WEB全体を通じた販促活動の提案を行っている。そのほか、通信販売活性化支援・店長及び次世代店長候補者研修のための調査・診断など幅広く食関連のコンサルティングに従事。コンサルティング先の業績向上のため、日々活動している。

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