次世代兼業農家のブランディング | 一次産業ビジネスのコンサルティングなら船井総合研究所

経営コンサルティングの船井総研 フード支援部
コンサルタントコラム

一次産業
2021/9/15

次世代農家のブランディング方法|6次産業ビジネスの事なら船井総合研究所

次世代農家のブランディング方法|6次産業ビジネスの事なら船井総合研究所

船方農場について

農業を法人化し、「農家でない人も農家として働ける組織をつくれないか?」という想いから会社を設立。船方農場(FUNAKATA FARM)では、”次世代につなぐ百年農場を”をモットーに多角的な農業事業を展開しています。
〇牧場の特徴
船方農場は、酪農牧場としての牛乳、畜産による牛肉、お米の生産も行っています。低温殺菌による牛乳の宅配を中心に、専用の加工工場を構え、アイスクリームや牛乳、チーズなどの乳製品やソーセージ、ハムなどの食肉加工まで一貫して、すべて自分たちで行なっています。
○事業内容 
農場での生産・販売に加え、農場での滞在時間を増やすコンテンツとして、BBQや独自スイーツを提供するカフェなどの飲食事業。
次世代農家のブランディング方法|6次産業ビジネスの事なら船井総合研究所

ブランディングの考え方

船方農場では、「農業」と「ビジネス」を分けて考え、ブランディングを行っています。
「農業」は、豊かに働ける場所であり、持続化させていく必要があります。ですので、「農業」で儲けるのではなく、農産物を適正価格で販売するためにブランディングやマーケティングに取り組み利益を残すことを考えています。
農産物を適正価格で販売するためにマーケットインの発想で飲食や、スイーツなど様々な取り組みを行っています。
あくまで「農業」は持続化させていくものであるという考え方です。

船方農場のブランディング戦略

<船方農場で行ったブランディング>
・理念の再設計
⇒先代の想いを次世代に継承するために船方農場として整理すべき点を明確にしました。「暗黙知」を「形式知」にすることで理解を深め、外部に対してブランドを表現することが可能になりました。
また、理念を再設計するにあたり、社内で下記のような取り組みを行いました。
 ①社外発信よりも社内での取り組みを徹底
 ②従業員みんなで自社の強み・弱みを書き出す
 ③マーケティング・ブランディングの本を買う
 ④会議の仕方の見直し
 ⑤長所を活かした分業を行う

船井方農場の理念ベースを固めるフェーズを従業員みんなで取り組み、取り組みの中で出てきたアイデアからデザインが生まれます。この部分にしっかりと時間をかけて、土台を作ることがブランディングにおいて1番大切です。
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「挑戦」できる風土づくり

・社員の声(柳田さん)
⇒新しい仕事を任せられるなど社員全員が活躍する場が用意されているためモチベーションを高く保つ事が出来ています。また、先輩と同じ目線で共に考えることで、働いている実感が持てることが魅力的でした。埼玉という遠いところから働きに来ていますが、とても楽しく仕事に取り組んでいます。

今後の展望

新たなブランディングとしてEC(ネット通販)への参入や新たな商品開発を行うことを考えています。さらに、人がチャレンジできる環境を整え、人を育てていける柔軟性をもったベンチャー企業であり続けたいです。
担当者
永瀬 立騎

関西大学経済学部経済学科卒業後、2020年4月船井総合研究所入社。リフォーム会社でのコンサルティング経験を経て、地方創生支援部 食品・観光グループ配属。以降、農業コンサルティング、スイーツ専門店のコンサルティングに従事。

Google広告、SNSの運用など、WEB全体を通じた販促活動の提案を行っている。そのほか、通信販売活性化支援・店長及び次世代店長候補者研修のための調査・診断など幅広く食関連のコンサルティングに従事。コンサルティング先の業績向上のため、日々活動している。

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