2021年度8月スィーツビジネス研究会 | 洋菓子店・和菓子屋・パン屋・スイーツ店開発の経営相談は船井総研フードビジネス支援部へ!

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コンサルタントコラム
スイーツ
2021/9/16

2021年度8月スィーツビジネス研究会

2021年度8月スィーツビジネス研究会

■ゲスト講座

株式会社ツバメヤ 代表取締役 岡田 さや加氏
岐阜・柳ケ瀬「ツバメヤ」が、創業10年で地域を代表する和菓子店になった理由

■事業紹介

2010年8月に、岐阜・柳ケ瀬商店街の一角にツバメヤはオープン。「柳ケ瀬へもっとたくさんの方に来てほしい。素材を大切に、世代を超えて愛されるお菓子をお届けできたら。」そんな想いでオープンしたツバメヤ。素材にこだわった商品展開を行う。名物商品であるわらび餅は、「新食感のわらび餅」として世間の注目を集め、年間約1億円の売り上げを記録。他にも、「大地のおやつ」シリーズ「ツバメサブレ」は、まっちん・山本佐太郎商店(油問屋)とのコラボ商品として販売を開始。ツバメヤの日持ち商品として、全国のセレクトショップで販売する人気商品へ。

■「ツバメヤ」誕生のストーリー

岡田氏は22歳の時、移動販売のワッフル専門店を独立・開業。ミスタードーナツをベンチマークとし、オープン後には、行列のできるお店に急成長。13坪で年商1億円の売上を達成したが、SC経営の息苦しさなどを理由に、ワッフル店の移譲を決意。2010年8月には、新店舗として和菓子店「ツバメヤ」を柳ケ瀬商店街にオープン。当初はどら焼きを専門とした事業展開を検討していたが、注目度合が高く、大量生産が容易なわらび餅へ転換。スタッフ4名で開業した店舗は、名古屋出店により、新規顧客を獲得。2016年には2号店をオープン、2020年8月には10周年のリニューアルオープンをしている。

■「ツバメヤ」成功の秘訣

人口減少した地方の商店街でもツバメヤが集客できたポイントは、まず商品へのこだわりである。素材へのこだわり・日常消費を狙った価格設定により、幅広い世代・既存新規顧客に愛される店舗へと成長。メイン商品であるわらび餅は、素材の特徴を活かした製造にこだわり、美味しさを追求している。本店と大名古屋ビルヂングでは食感・味付けに違いを持たせているのが特徴。敢えて異なる商品とすることで、本店のある柳ケ瀬商店街への来訪を後押ししている。どら焼きはわらび餅同様に、素材本来の美味しさを追求した製造を行い、国産食材・健康へのこだわりも持ち合わせている。どちらも数種類展開をすることで、お客様に飽きの感情を抱かせず、ギフト・持ち帰り双方の需要を獲得している。

ツバメヤはブランドイメージを導く、デザインにもこだわっている。大名古屋ビルヂングは、費用を惜しまずにデザインをリニューアル。店舗装飾には職人の作品を用い、パッケージは素朴で抜け感のあるデザインにこだわり展開を行っている。わらび餅は、賞味期限が3日前後のため、売り切れ前提で販売を実施。商品のクオリティを保ちつつ、作業工数を減らすために、影響のない練り作業は機械で行っている。働く人材への配慮も忘れず、自由にのびのび働くことのできる環境を軸に、意見を常に吸い上げている。

■柳ケ瀬商店街の活性化について

岡田氏自身、「ありがとう」といえる基盤のある人生を過ごしたい、という想いから、柳ケ瀬商店街の将来づくりに寄与を始める。20~30代の若い世代をターゲットとしたサンデービルヂングマーケットや、商店街への新規店舗参入をサポート。外部だけではなく内部アプローチとして、商店街のコミュニティづくりを検討している。あらゆる方向からのアプローチにより、柳ケ瀬エリアの価値向上に貢献している。

■今後の展開について

移転後2億円の以上の投資を行い、ブランド展開を行っていく予定。人材に関しては、現在活躍するマネジャー同様の存在を育てていきたい。
商品展開としては、オンラインショップでの販売拡大を行い、遊び心のある新商品を開発していきたい。「柳ケ瀬商店街に来ていただきたい」という想いを軸とし、時代の変化をチャンスとして捉え、今後も引き続き成長していきたい。
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