食品・スィーツビジネス経営研究会 2019年8月例会議事録 | 菓子店・菓子メーカーの経営相談・コンサルティングは、実績豊富な船井総研フードビジネス支援部へ!

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コンサルタントコラム
スイーツ
2019/9/06

食品・スィーツビジネス経営研究会 2019年8月例会議事録

食品・スィーツビジネス経営研究会 2019年8月例会議事録

■ゲスト講座「高級チョコレートを世界へ 地方の中小菓子メーカーの海外展開」

■ゲスト講座
株式会社 グランプラス 
代表取締役社長  横山 功 氏
社長室長     貝瀬 康二 氏
食品・スィーツビジネス経営研究会 2019年8月例会議事録

◆国内マーケットの縮小を予見し、海外戦略に取組む中小チョコレートメーカー

菓子の国内市場規模は2013年まで1.6兆円程度で安定的に推移してきました。その後、大人をターゲットとしたプレミアム商品・健康機能を打出した商品が市場を牽引し、2017年の市場規模は1.8兆円となっています。今後も短期的には、需要が安定的に推移するものの、中長期的には人口減少の影響から横ばいまたは縮小に転じる可能性が高いと予測されています。そのため同社は、海外展示会への出展を各国で行い催事出店の引き合いやOEM受託工場設立に至っています。

◆工場稼働率を上げるため海外展開へ

上期・下期の売上比率を比較すると上期:下期=20%:80%でした。「年間の業務量の平準化」が経営の課題でした。

◆日本のスイーツの位置づけ

日本食品に対する信頼度(安全安心面)が高く、スイーツについては”おしゃれ”な印象です。すでにNB商品、デパ地下ブランド多数進出しています。展示会で主力商品の「ペカンナッツショコラ」はココア、抹茶が人気。日本国内で人気のキャラメル、和三盆は”甘い”との評価。また、パッケージ、売場のデイスプレイなどは分かりやすさ、派手好み。アルコールは敬遠されているようです。

◆海外展開のメリット

①販路拡大
②需給の安定
③従業員のモチベーションアップ
④企業イメージ、ブランド力の向上

◆海外展開で気を付けること

・輸出の目的を明確にする。
・地域のどの顧客に対してどのように売りむのか、海外出張を行い競合品の価格、取扱い業者、市場の特性などを事前に実地調査できれば理想
・輸出の全体像を理解する(直接輸出・間接輸出問わず、債権回収含め)
・商談準備、商談の進め方、商談後のフォロ  *JETRO等の専門家に相談

■ゲスト講座「企業の発展は地域の発展とともにある」

株式会社八木澤商店 代表取締役社長 河野通洋 氏 
食品・スィーツビジネス経営研究会 2019年8月例会議事録

◆地域の衰退は外側ではなく内側にある

そんな考えから地域の中小企業で団結し、地域を盛り上げる取り組みを始めた。

◆震災復興時の考え

地域の企業数84%が津波で流されたが、地域全体として企業をつぶすなという事をスローガンに掲げ、同業社で今後の方向性を話し合い、商品開発と販路開拓を協力し行った。

◆商品と販路の変化

・商品の変化:
今までにない商品を作る事をテーマとし糀・味噌の機能性を生かした商品を開発されている。そこで地域の企業とコラボしてパンデロウやソーセージを開発された。
・販路の変化:
名簿もなくなり従来のお客様には販売できないため、直接販売する方法に切り替えている①ECサイトを作る ②カフェを作る ③直販店を作る
震災の影響だけではなく、外部環境においても急激な市場変化が進んでおり漁獲量が大きく減っている事や、塩分が嫌われる傾向が強まっているなどの問題がある。岩手県内でも脳卒中の人数が日本一であり、この問題を解決するため県内の同業社5社で醤油をブレンドして商品を作っている。また販売戦略も5社で考え岩手県の小売店すべてにおいてもらうよう協力して販売経路を増やしてきた。

◆利益第一主義から社員第一主義に

phase1
基本的に社内教育などは行っておらず、地域の子供たちへの食育授業は社員が行っている。子供に対して「なぜ八木澤商店で働いているのですか?」などの質問を良くうけ仕事の意義や誇りを社員自らアウトプットするようになった。
phase2
透明な企業経営を行うため、社員にはPL/BS/CFを共有されている。また、経営に関する数値の理解を深めるため社員勉強会を行っている。

◆海外展開のポイント

海外に売り出すためには地域ブランドを生かした商品開発や商品の情報発信を行っていく事が重要である。また海外の輸出に関しては、お互いに価値が高まるパートナーとして和食店ではなくフレンチのミシュラン店舗への販売に注力している。方法としてミシュラン店舗のPB商品を開発している。結果フランスでの売上は前年比で140%成長している。現在の取り組みとしては中国での人気レストランと協力しお互いwin-winの関係で付き合っていくように進めている。

◆今後の展開

地元の企業で協力し、醸造文化を伝えるような地域づくりを始めている。モデルにしているのはブルゴーニュやシャンパーニュ地方のように地域ブランドを確立していくものであり、事業協同組合を作り現在進行形でビレッジを開発している。
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