経営コンサルタントのお役立ちコラム | 船井総研 フード支援部

経営コンサルティングの船井総研 フード支援部
グループマネージャー/シニア経営コンサルタント
石本 泰崇

十数年間飲食業の現場でキャリアを積んだ後、船井総合研究所に入社。
上場外食企業のスーパーバイザー、最年少での営業部長就任、130名以上のメンバーのマネジメント実績を活かし、人事評価制度、人材採用、人材開発・育成(教育)プランの提案を得意とする。
現場と経営者の双方の意見を融合させての改善提案や業績向上プラン、即時経費削減プランを具現する。
最近では特に人事評価制度導入により、人を育てて、業績アップを実現させるスキームの導入から運用までの依頼が多い。

今注目されている高利益率フードデリバリー業態とは?
宅配
2018/3/23
今注目されている高利益率フードデリバリー業態とは?

成長期であるフードデリバリー市場。
 
数年前から大手の参入が加速するとは本コラムでも
書かせて頂いていましたが、
昨年からそれがいよいよ加速してきましたね。
 
その一番の要因は「配送を代行できる」仕組みが整った事です。
楽天さんの楽天プレミアム。
UberさんのUberEATS。
 
など、配送プラットフォーム(兼受注)が出来た事で、
手数料を払うだけで簡単に付加売上を作れるようになりました。
 
その中で、どう差別化していくのか?が大切になる訳ですが、
フードデリバリーにおいて生産性を高めていくには、
「1件辺り平均単価」は非常に大切になります。
 
例えばこれが個人向けだと「1,000円台」の注文が普通にあるわけです。
 
もちろん配送料別途なら成り立つとはいえ、
配送人件費が1,500円を超えてきた今、
上記価格を高効率で複数回るのにも限界があります。
 
その為、「1件辺り平均単価」の最大化を実現する
フードデリバリー事業の構築が大切になります。
 
それがやはり、「企業向けの会議弁当」市場になります。
 
メリットとしては、
・1件辺り配送金額が高い
・注文が予約型
・商品がばらけない
 
この辺りがあります。
 
反面デメリットとしては「新規開拓」になる訳ですが、
この辺りは競合を包み込んだ商品MDとし、
その上でWEBマーケティングを基軸に進めば売れてきます。
 
この辺りは成長期ですのでクリア出来ると思いますが、
やはり前段の発想としては「誰にとって良いサービスか?」
を考える事になります。
 
企業向け弁当とは言えども、
・発注者は誰か?(その人の悩みは何か?)
・それを解決する商品はどのようなものか?
 
ここをしっかりと考えていきたいですね。
また、この辺りを深堀している経営者勉強会として
宅配・ケータリング研究会もございます。
https://funai-food-business.com/biz-delivery/study/
 
現在、60人以上の経営者さんに参加頂いている勉強会ですので、
是非初回無料特典を活用して、
雰囲気でも見て頂ければと思います。
https://funai-food-business.com/biz-delivery/study/

執筆者
グループマネージャー/シニア経営コンサルタント
石本 泰崇
プロフィール
行列をつくる飲食店オープニング販促 第二弾
外食
2018/3/22
行列をつくる飲食店オープニング販促 第二弾

こんにちは。船井総合研究所の西野立寛です。

本日は前回のコラムに引き続き、新規開店時に活用いただきたい「飲食店オープニング販促」についてお話します。

今回は、SNS(facebook,Instagram,Twitter)を活用したオープニング販促についてお伝えします。

一般的には新規開店時は「客数増」のための値引き・割引という手法が多いかと思います。

 

しかしながら、新規開店時は「値引き・割引」で圧倒的な集客が出来ていたものの

2ヶ月目以降から徐々に客数が減り、気がつけば平日の夜は閑古鳥が鳴いているというケースも珍しくありません。

 

「集客の持続力が高いオープニング販促」にするためには、

「新店舗としてオープンさせるお店は何がウリなのか?」をハッキリ伝えることが大切です。

 

ここでは、当社の会員様である居酒屋での成功事例を解説します。

 

このお店では、生ビール(購買頻度の高い商品)と刺身(自店の主力カテゴリー)のメニューをウリにするというコンセプトにしました。

そして、その商品が「一生無料になるパスが当たる応募式抽選会」をSNSを使って告知しました。

 

やり方は非常にシンプルです。

公式SNSをフォローしてくれたら応募完了というものです。

自店の顧客になりうる客層へのアプローチとして商圏内客層からの検索が多いキーワードから流入を行っています。

 

成功のポイントは以下の3つです。

①高い頻度で多くの媒体から商圏内見込客にアプローチを行う

②SNS特有の情報拡散を活かす

③SNSで重要な視点である「リアルタイム」「生の声」「面白い情報」を盛り込む

 

上記を行った結果、

オープン前にWEB上での商圏内見込客数(フォロワー数)が1000人獲得することができ、「値引き・割引」を一切行わずに開店時に行列を創り出すことに成功しました。

 

 

また、オープン後も継続的にSNSを活用して情報発信することでお客様の来店頻度向上、固定客化も促していくことが可能です。

ぜひ、皆様も飲食店を新規開店される際には、上記の集客手法をご活用いただければと思います。

 

次回は、オープニング販促をさらにパワーアップさせるための「集客力のある商品の作り方」についてお話したいと思います。

執筆者
グループマネージャー/シニア経営コンサルタント
石本 泰崇
プロフィール
企業戦略としてのオフィス立地出店 ~土日休みという外食における最大の採用力~
外食
2018/3/20
企業戦略としてのオフィス立地出店 ~土日休みという外食における最大の採用力~

外食市場において人材をとりまく環境は常に変化し、特に採用に関しては二極化が進んでいると言えます。
採用に関しては企業のあり方や理念なども影響しますが、やはり業態による選択も少なくはありません。
採用ができないからと言って、今経営されているお店の業態をすべて変える訳にはいきませんが、
企業戦略として採用しやすい業態の開発・新規出店を積極的に行っている傾向は年々強くなってきています。
しかし、なかなか新規業態へのチャレンジができないということもあるでしょう。
それであれば雇用形態において今のニーズにあった差別化を図ることも重要になってきます。
特に休みに関して、「飲食は土日休めない」というイメージが強く、業態問わず抱える問題です。
そこで今後の成長戦略として、あえてオフィス街への出店をしていくという考え方も注目です。
オフィス街には以下の特徴があります。
1.競合が比較的少ない
⇒昔からの老舗が意外と多く、同業態の競合が少ない
2.明確に食事動機がとれる
⇒昼夜ともに食事のニーズがある
3.通勤しやすい
⇒電車・バスの環境が整っている
オフィスという立地環境での成功要因としては「損益分岐点が低い業態開発」が重要になります。
(※売れる時間と曜日に限りがあるため)
イニシャルコストもそうですが、変動費(FL)が低く設定できることが大切になります。
また、お昼の営業も重要になるため「食事動機の高回転業態」という視点も大切です。
そうなると、相性の良い業態としてラーメン店がひとつ挙げられます。
【ラーメン店で5店舗以上出店するための多店舗展開手法 樋口康弘】
https://funai-food-business.com/column/3594/
上記コラムをすでに読まれている方もいるかと思いますが、
差別化しながらも、損益分岐点を下げることが可能であり、出店コストも他の業態に比べると

比較的低いのが魅力です。
特にラーメン業界は採用面で苦戦する傾向があるため、採用面での強みをつくるための出店戦略も

考えていく必要があります。
事実、スタッフが求めるところとして、給与面よりも休みを大事にする傾向が強くなっていることは

皆さまもご存知かと思います。
競合が比較的少なく、ラーメン店のメインターゲットでもある食事動機の男性が多い「オフィス立地」

への出店は企業の採用戦略として視野に入れることをオススメします。
オフィス立地ですので、土日の集客は見込めにくいため営業はせずに平日の売上で収支を合わせる

必要があります。
そのためには、製麺の内製化(会社として)や省人化(調理の機械化・仕込みの簡易化)を行うのは

必須と言えるでしょう。
実際に内製化に成功され、利益を大きく伸ばされたラーメン店経営者様をゲストに招いたセミナーを

開催いたします。ご興味ある方は是非、下記URLをご覧いただければと思います。
http://www.funaisoken.co.jp/restaurant/funai-food-business/028818_lp.html

執筆者
グループマネージャー/シニア経営コンサルタント
石本 泰崇
プロフィール
居酒屋・バル・肉バル業態の業績アップについて  ~予算達成を実現するPDCAマネジメントについて~(全3回)
外食
2018/3/08
居酒屋・バル・肉バル業態の業績アップについて ~予算達成を実現するPDCAマネジメントについて~(全3回)

◆業績アップに必要な取り組み

 

・予算達成へのストーリー&PDCAマネジメント

・年間月商高TOP3の売上更新

・定着率の安定(もしくは向上)

 

が不可欠です。

 

◆予算達成へのストーリー&PDCAマネジメントについて

 

飲食店の予算を組むときにどのようにしていますか?

(昨年の102、103%くらいで組もうか?)

(休日数が昨年少ないので、100%で組もうか?)

(営業利益金額からの逆算で売上目標を組もうか?)

(売上トントン、経費の見直しで営業利益アップの予算組みをしようか?)

など様々あると思います。

また管理職が組む場合、現場店長が組む場合もあるでしょう。

どちらにしても前期(昨年)と同じ取り組みで業績アップは難しくなります。

 

・昨年の取り組みの振り返りが出来ているか?

⇒すべての販促、取り組み、イベント、キャンペーンの反響率

※毎月即フィードバックによる成功(失敗)要因分析と+αの改善案ピックアップ

・シフトの充実度

⇒本数、レベル

※特に繁忙日、繁忙期間のシフトの充実度

・仕掛け(販促)の準備、タイミングの良し悪し

⇒目的達成に十分な準備期間があったのか?

・情報収集

⇒新たな取り組みが絶対ではないが、他社事例、モデル店(繁盛店)視察は定期開催

 

予算を組む前始末として、最低でも上記の準備は必要となります。

 

・(客数が横ばい)まずは「P」をやり切る「D」の体制を作りやり切るラインに乗せる

・(客数が向上中)二桁成長させる気持ちで「P」を組み立てる。チャレンジ&チャレンジ

 

◆即フィードバック時には「C」を抽象的に終わらせない。

 

「目標=定量表現」を前提としてギャップ(要因)分析を毎月徹底的に実施し、次月(来年同月)のデータとして取りまとめる必要があります。

店長会議や幹部会議ではこの要因分析をしっかり実施して。達成、未達成どちらにしてもその原因を明確にすることが最大の人材育成につながります。

執筆者
グループマネージャー/シニア経営コンサルタント
石本 泰崇
プロフィール