経営コンサルタントのお役立ちコラム | 船井総研 フード支援部

経営コンサルティングの船井総研 フード支援部
グループマネージャー/シニア経営コンサルタント
横山 玟洙

船井総研入社後、食品メーカー・小売店のコンサルティングに従事。船井流の食品小売のノウハウを活かし、小売店の活性化はもとより、メーカー・卸の直販事業強化や6次産業化を専門にコンサルティングを行っています。

世界的スイーツブランド「ピエール・エルメ・パリ」の日本市場における販売チャネル戦略と今後のアジア展開について
スイーツ
2019/3/25
世界的スイーツブランド「ピエール・エルメ・パリ」の日本市場における販売チャネル戦略と今後のアジア展開について

 

パリ、ロンドンをはじめヨーロッパ、日本・アジア、中東をメインに世界13カ国に展開し、世界的な人気を誇る「ピエール・エルメ」。

 

実はその1号店は、フランスではなく、日本だったというのはご存知でしょうか?

 

1998年に、東京・赤坂(ホテルニューオータニ内)に第一号店をオープンし、日本国内には現在14店舗を構え、昨年の2018年冬にスイーツだけでなく日本全国の農家や小さな食品メーカーが作る調味料などの食材や雑貨などを集めた、エルメ氏にとって世界初のコンセプトショップ「Made in ピエール・エルメ」を東京・二重橋にオープンしています。

 

ブランドロゴもカタカナにするなどアジア含め世界展開を見越した「実験的な意味もある」というこの店で、エルメ氏は「日本の生産者を海外へ紹介すると同時に、カジュアルな雰囲気で、若い世代にアプローチ」を狙っています。

 

このコンセプトショップでは、マカロンや焼き菓子などの通常のメニューのほか、総菜も販売されています。

 

自ら現地を訪れ仕入先を開拓した、こだわりの生産者から届く「ピエール・エルメ」ブランド米を使ったご飯の上にヘルシーで低脂肪のチキンやマグロなどの丼、野菜をたっぷり使ったサイドディッシュが付いた「Made in ピエール・エルメ」オリジナルの「Bento」を販売しています。

 

世界的な「Bento」ブームと相まって、日本だけに留まらない展開への試金石とも言えます。

 

「食事は健康のために、スイーツは喜びのために」

 

というコンセプトの下に展開するピエール・エルメの新たな挑戦として、
兵庫県の城崎温泉街に3月1日、期間限定ショップスペース「MMM」(兵庫県豊岡市城崎町湯島)をオープン。ドレッシングや米、ホワイトデー限定マカロンなど日本各地の生産者とコラボした食品や調味料、エプロンなどのキッチン雑貨、Tシャツなどを販売し話題となっています。

 

城崎温泉は「ミシュラン・グリーンガイド・ジャパン」に掲載されるなど、近年、国内だけでなく海外の観光客にも人気のスポットです。城崎温泉を皮切りに国内外の観光客にアピールし、今後は全国各地でポップアップストアを展開していく構想もあると言います。

 

百貨店のスイーツ市場の停滞、人口減少、インバウンドの増加、 Christophe Michalakやエシレ・メゾン デュ ブールなど新たな海外ブランドの日本市場参入などの変化の中で、これまで20年以上、日本のスイーツ業界確固たる地位を築き上げるとともに、常に新たな展開を行う「ピエール・エルメ・パリ」。

 

日本市場ならびにアジアでの今後の展開を4月11日の食品経営研究会ならびに、4月17日のスイーツビジネス研究会で日本法人代表リシャール・ルデュ様にご講演いただきます。

 

またとない機会ですので、ぜひこの機会にお話をお聞きいただき、自社のブランディングや商品開発のヒントに、更には今後の日本国内での販売チャネル戦略・アジア展開の参考にしていただけるのではないかと思います。

 

上記講演会へのお申込み、ならびにスイーツビジネス研究会・食品ビジネス研究会の概要は下記となります。

 

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常に新たな挑戦を展開する世界的なスイーツブランド「ピエール・エルメ・パリ」

日本法人代表:リシャール・ルデュ氏による

【「ピエール・エルメ・パリ」の日本市場の販売チャネル戦略とアジア展開】

 

〇スイーツビジネス研究会

日時:4月17日(水)11:00~16:30

場所:船井総研 東京本社

https://funai-food-business.com/biz-confectionery/study/

 

〇食品ビジネス研究会

日時:4月11日(木)11:00~16:30

場所:船井総研 東京本社

https://funai-food-business.com/biz-food/study/

 

初めてご参加の方は1名様無料でのご招待となります。

(お席に限りがありますので、先着順・お断りすることがございますので、予めご了承ください)

 

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執筆者
グループマネージャー/シニア経営コンサルタント
横山 玟洙
プロフィール
2019年景気動向と食品メーカーがとるべき対策
食品
2019/2/28
2019年景気動向と食品メーカーがとるべき対策

いつもメルマガをご覧いただきましてありがとうございます、船井総研の横山です。
今回は「2019年からの景気動向と食品メーカーがとるべき対策」をテーマにメルマガを配信させていただきます。

■2019年から景気減退局面に至るリスクが拡大
2018年末までの景気動向としては、全国的に「穏やかに改善している」状態を維持していると政府が発表したように地方都市においても景気は改善傾向にあると言えます。一方で、2019年から景気減退局面に至るリスクが拡大すると言われています。その主なポイントとしては、

 ● 世帯総数は2019年の5,307万世帯をピークに減少
 ● 消費税 10%!平成31年10月1日から施行
 ● 多くの国がオリンピック後に景気失速
   1988年のソウルオリンピックを皮切りに、92年バルセロナ、00年シドニー、04年アテネ、08年北京と多くの国と地域がオリンピック後に景気後退。
 ● 現在、好景気の住宅・住設業界の仕事が急激に減少することが予測される
   2014年の消費税増税によって減少した建築着工戸数は、2015年の相続税改正によって賃貸物件への投資が拡大した影響で拡大したものの、供給過剰による空室率上昇リスクが現在拡大しています。更に、東京五輪に向けた公共投資・建設ラッシュが落ち着くと住宅・建築業界は一気に景気停滞モードになることが予測されています。

■事業のライフサイクルを成長期に戻す、新たな取り組みが準備できているか!?
 このように今後は景気が減退局面に至るリスク拡大するとともに、多くの中小食品メーカーのビジネスモデルは、成熟期にあるため、今後は事業のライフサイクルを成長期に戻す、新らな取り組みが必要になると言えます。

■成長期のマーケット「観光マーケット」への展開を検討しましょう
 インバウンドの拡大、働き方開拓による余暇時間の拡大など、国内マーケットの中で成長期にある観光マーケットを取り組むことは、今後の食品メーカーの成長戦略を描く上で検討を行いたい事業展開と言えます。
 いち早く、観光マーケットへの取組をはじめた事例として、長野県の善光寺地区では

 ●観光地への出店・駅ナカ土産需要を獲得し売上1.2億円を付加した老舗菓子メーカー「二葉堂」

 ●たった10坪の直売店で売上5,000万通販ベース1億円をつくる醸造味噌メーカー「酢屋亀本店」

 ●カンブリア宮殿にも出演!観光立地の本店を活かし、ブランディング、通販事業の拡大に取り組んだ老舗七味専門店「八幡屋磯五郎」
 
 といったように、観光マーケットを新たな成長エンジンとする老舗企業の取組が盛んになっているます。
 船井総研では3月20日(水)に上記の3社を一気に視察し、各社のトップから直接講演をいただく現地視察セミナーを開催させていただきます。

 今後、大きく変化する時流の変化に備えて、成長期のマーケットにうまく乗り業績を伸ばしている中小食品メーカーの取組を1日で学べるまたとない機会です。ぜひご活用くださいませ。
 
 長野視察セミナーの詳細はコチラ→https://sem.funai-food-business.com/seminar/040968/

執筆者
グループマネージャー/シニア経営コンサルタント
横山 玟洙
プロフィール
19年消費税増税、20年東京五輪後も高収益経営を実現したい菓子・スイーツ業経営者様へ
スイーツ
2018/11/09
19年消費税増税、20年東京五輪後も高収益経営を実現したい菓子・スイーツ業経営者様へ

今日の菓子・スイーツ業界に限らず国内マーケットを取り巻く環境として、「人口減少、少子高齢化」はこれからますます深刻化していきます。2020年の東京オリンピックまでは国内経済は比較的安定するという予測が出ていますが、来年10月には消費税増税が待っています。何より、2020年以降も持続的成長を続けるためにも、この1~2年が非常に重要なタイミングとなります。
弊社創業者の舩井幸雄氏は、混乱期の経営について大切なこととして、
■原理原則に基づき時流に適応した経営を行うこと
■正しい情報を早く入手し、先手、先手をうち、次の対応を取ることと言います。
 
まず一つ目の時流に適応することは、お客様の意識の変化や行動の変化を知り、スピーディーに対応することが必要ですので、具体的には消費者のお菓子の購入に対する行動変化を知ることが第一です。
2つ目の■正しい情報を早く入手し、先手、先手をうち、次の対応を取ること
 
正しい情報とは、自分たちの地域や業界だけでなく、全国や関連業種の動向や成功事例まで幅広い視野で正しい情報を収集し、対応策を考えて行く必要があります。
 
詳細は省きますが、菓子業界全体をマクロに捉えた場合、今菓子業界が知っておきたい時流と正しい情報は、
 
① 消費者がお菓子を買う場所の変化への対応に待ったなしの状態
② 周辺異業種から見れば菓子業界はチャンスで参入はより活発に
③働き方改革が進み、より高生産性・高収益性のビジネスが求められる
 
の3つであると言えます。
 
また正しい情報を入手し、自社の経営に活かすためには、同業種や関連業種で起こっている最新の成功事例やその取り組み方をできる限り取組結果の実績数字で把握することが大切です。
 
 弊社が主催するスイーツビジネス研究会が12月4日に開催する今年最後の例会では、ゲスト講師として
 
★「七味」という狭属性カテゴリーで圧倒的人気を誇る長野県八幡屋磯五郎
代表取締役室賀豊氏
 
★話題のA・ビックデータを活用し、販売ロス減・発注等の効率アップを実現している
三重県有限会社ゑびや代表取締役小田島春樹氏
 
この2名にご登壇頂きます。
 
ビックゲスト2名に加え、船井総研これから3年のスイーツ業界が取り組むべきことを提言します。会員企業限定のコンテンツですが、過去に一度もお試し参加して頂いていない方限定で、お試し無料参加可能です。ご興味の方は下記のサイトから詳しい情報を↓↓
https://funai-food-business.com/biz-confectionery/study/
 

執筆者
グループマネージャー/シニア経営コンサルタント
横山 玟洙
プロフィール
「何屋?」かの分かりやすさが売上を決める
スイーツ
2018/11/08
「何屋?」かの分かりやすさが売上を決める

スイーツ業界の市場規模は約1.4兆円と以前大きなマーケットですが、ライフサイクルが成熟期に突入した今、毎年その市場規模は徐々に微減傾向です。そんな中、好調なのは単品特化型のスイーツ専門店です。
2018年も駅ナカ・観光地・郊外と立地を問わず、単品特化のスイーツ店が新たにオープンしています。
そんな、単品スイーツ店の中でも売上好調な店舗の共通項を調査していくと下記のルールが浮かび上がりました。
 
<売上好調な単品スイーツ専門店の共通項>
① 店頭での看板占有率(店舗表面積に占める、看板・のれん・タペストリーなど販促物の占有率)が40%以上を占める
② インスタグラムでの「#店舗名」の投稿件数が1,000件以上
上記の基準をクリアしているお店は、26%以上のシェアを獲得する確率が大きく高まっていることが分かりました。
 
上記から言えることは、「何屋」か分かりやすい店構え、「何を買えば良いか」が分かりやすく、買いやすい店という印象を消費者に与えていること。またSNSによる情報の拡散により、自社の客層とあった潜在的なお客様に自社を認知してもらうことができている事と言えます。
 
改めて、「何屋」か分かりやすい店づくりと、SNSを通じた潜在顧客の開拓の重要性を意識していきたいものです。
 

執筆者
グループマネージャー/シニア経営コンサルタント
横山 玟洙
プロフィール