| 船井総研 フード支援部

経営コンサルティングの船井総研 フード支援部
モノではなくコトで売る!価値をどこまで高められるか!!
食品
2017/2/24
モノではなくコトで売る!価値をどこまで高められるか!!

みなさん、『バルミューダ ザ・トースター』というものをご存知でしょうか。

 

1台数千円が相場のトースターの中にあって、1台2万5千円もするトースターであるにも関わらず、
2015年6月に発売以来20万台以上を販売しているヒット商品なのです。
 
なぜ、このトースターが売れたのか?というと、
「モノではなくコト」を販売したからです。
 
バルミューダー ザ トーストを販売しているバルミューダ社長の寺尾氏は
「モノではなく、五感で感じることのできる“体験”、
つまり“食べること”を訴求できる商品」としてこのトースターを開発されたそうです。
 
このトースターの性能、機能には徹底的にこだわって作られているのですが、
消費者に向けて訴求しているのは、高性能・高機能ということではなく、
「世界一のバタートースターを食べたくないですか」という1点です。
 
そして、これが消費者の共感を呼び、実際に使って(買って)良かったというのが口コミになり、
市場価格の数倍もする商品にも関わらずヒット商品になったのです。
今の世の中には様々なモノであふれています。
そして、その市場の中で差別化しようと多くのモノづくりをされている企業は
機能、性能、成分など数値化できたり目に見えて計測できるもので差別化しようとします。
 
しかし、それも様々なものがイタチごっこのように出てきて、結局、差別化にならなくなります。
 
そのような状況の中で、
バルミューダのように「モノではなくコト(経験)」を消費者に伝え、
ファンができ、口コミで広がりヒットする事例がどんどん出てきています。
 
そのような“コト売り”の取り組みを30年前から地方の田舎で取り組んでいる企業があります。
それが「モクモク手づくりファーム」です。
 
このモクモク手づくりファームは三重県伊賀市の山の中にありながら、
年間50万人の観光客が訪れる観光施設です。
この施設が売っているコトは「ウインナー体験教室」であり、
この体験教室に年間10万人以上が参加し、ファンになっているのです。
 
モクモク手づくりファームの創業者である木村修氏は
「体験教室は『安全・安心なモノづくり」、『本物の味わい」
という施設のコンセプトを“感動的な経験”と一緒に伝えることができるのです」

とお話しされます。
 
このようにこれからの商品づくり、顧客(ファン)づくりは、
左脳的な商品の良さだけではなく、消費者の右脳に訴える
“コト”売りこそ必要な要素となっているようです。
 

執筆者
チーフ経営コンサルタント
前田 輝久
プロフィール
農業の100年企業が取り組む自立型経営
一次産業
2018/1/30
農業の100年企業が取り組む自立型経営

千葉県で酪農を100年以上経営されている成田ゆめ牧場(秋葉牧場)の経営者にお話しをお伺いする機会がありました。
 
その話の中で出てきた、農業で100年続く農業経営の成功のキーワードは
 
①自立型経営
②加工品開発
③観光市場開拓
 
になります。

執筆者
チーフ経営コンサルタント
前田 輝久
プロフィール