MENU
船井フードビジネス.com

農業ビジネス
6次化ブランディングコンサルティング
関連コラム

【儲かる農業の実践】農業経営者が稼ぐための6次産業化のポイント

いつもコラムをお読みいただきありがとうございます。
船井総合研究所の前田です。


儲かる農業経営を行うために農業経営者の皆様に実践していただきたいことについてお伝えいたします。

 

農業業界の現状

2022年は、外部環境の変化により農業資材が高騰し、原価が上がり、最低賃金が上がることによって、人件費も上昇し、農業経営は苦しくなっている現状があります。そして、この現状は2023年の前半も変わらないことが予想されます。
このような近年の変化に加えて、以前からの課題である農業従事者の高齢化や市場価格の不安定さもあり、市場出荷中心で規模のメリットを出せない農家はより厳しい経営となることが考えられます。
ただ、農業は近年の「SDGs」や「ESG経営」に近い分野であり、国や企業などから注目を集める分野でもあるため、規模のメリットを出せる、高付加価値で他と差別化できる、直接の販路を持ち価格主導権を持つなど、儲かる農業を進める農家にとっては、事業拡大のチャンスでもあります。いままでの3K(きつい、汚い、危険)から脱却し、働く環境の整備を進め、6次産業化を進めている農家は優秀な人材が集まってきています。
本日は原価及び人件費が高騰する中、儲かる農業経営者になるために実践していただきたいことについてお伝えいたします。

儲かる農業経営を行うために実践していただきたいこと

儲かる農業経営を行うために実践していただきたいことは
①付加価値を高めるための「販路開拓」と「商品開発」
②ブランドを高める情報発信の強化
の2点です。
何度もお伝えしている通り、原価と人件費が高騰する中、既存の販路や市場価格での販売では利益が圧迫されるだけです。利益の出る経営をするためには、生産している農産物を適正な価格で販売することが重要になります。例えば、消費者に直接販売する通信販売や飲食店に直接卸売りをするなどの自分で価格を付けられる販売先を持つことで、適正な価格で農産物を販売することができるようになります。また、自社の農産物を加工して付加価値を高めることも必要になります。
加えて、これからは自分たちで情報発信をしていくことも重要になります。近年はホームページやSNSを活用して情報発信することができます。消費者に直接自分たちの情報を積極発信することで、自社農産物のブランドを確立していくことが必要になります。
それでは、加工品開発のポイントは下記のURLをクリックしてご覧ください。

6次産業化を成功させるための加工品開発のポイント

それでは、農業経営者はどのように商品開発を行えばよいのでしょうか?
他社農産物の事例からみても売れて“収益性が高く”、“話題になりやすい”のが「スイーツ」です。スイーツ商品をおすすめする理由は大きく3つあります。
①市場規模が大きい
スイーツ(洋菓子)の消費者の消費金額でみると、1世帯当たりの消費支出金額は生鮮果物とほぼ同額の支出金額になっており、大きなマーケット(市場規模)があります。
消費者の購入する金額(市場規模)の大きなものが加工品開発のポイントです。
ちなみに6次産業化で失敗する一番の原因は、「加工品を作ったが売れなかった」というものです。
②B品を利益化&高単価販売することができる
スイーツを製造することで見た目の悪いものなどのB品を加工して販売することが可能です。さらに スイーツにすることは生果で販売するよりもキロ単価を高く販売することができ、 利益率を高めることができます。
③“映え”する商品で情報が拡散される
スイーツ販売のメインターゲットは女性で、SNSやTVや雑誌などのメディアにも取り上げられることが多く、情報が拡散されやすく話題性も高いため知名度アップ(ブランディング)にも効果があります。

コラムに関連する無料レポートはこちら

アバター画像

担当者

チーフコンサルタント

前田 輝久

大学卒業後に船井総合研究所に入社。以来、食品業界のコンサルティングに20年従事。業態開発・商品開発・売り場作り・販売促進・WEB活用などマーケティング全般のコンサルティングをしている。業界として食品メーカー、生産者などのクライアントを中心として、直売ブランドの立ち上げや商品開発並びにブランディングのコンサルティングを実施している

お電話・Webからお問い合せ可能

0120-958-270受付時間 平日9:45~17:30 Webはこちらから

タグ一覧