自社生産物の付加価値をアップする商品開発事例 | 船井総研 フード支援部

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一次産業
農業
2021/11/22

自社生産物の付加価値をアップする商品開発事例

株式会社船井総合研究所  永瀬 立騎

いつもありがとうございます。船井総合研究所の永瀬と申します。
農業ビジネスメルマガでは、農業者、生産者の皆様にとって参考になる情報をお送りしています。

 

全国の農家様の同行を知りたい!という方にお勧めのメルマガとなっています。
是非最後までお読みください。

 

牛の価値を最大限に活かす酪農家の取組

今回ご紹介するのは、栃木県那須市で6次産業で酪農経営を行っている農家です。
同農園は、人と牛の本来の関係を保つことを目標とし、放牧酪農を行っています。売上高は、10年間で6倍になり、従業員数も毎年増えています。また、卸売の売上がメインだったが、B to C の売上高構成比が増加し、現在は50%程度が直販での売上となっています。
「自分たちが飼育する牛の価値を最大限にUPして販売すること」を常に考え商品開発を行っている事例について本日はお話いたします。

 

商品開発事例

【クラフトバターを活用した新しい商品】
クラフトバターの製造は、歩留まりが悪く酪農家でもクラフトバターに取り組む農家は非常に少ないという現状があります。なぜなら、牛乳のうち、バターとして使用できるのは全体の4%程度であり、残りの90%以上が無脂肪乳となり脱脂粉乳として安価に取引されます。ですので、ビジネスとしてクラフトバター事業は収益の上げられる取り組みではありません。そこで、同農園が目を付けたのが、90%の無脂肪乳です。この無脂肪乳を有効活用し、価値のある菓子商品に変え、大きな話題を呼びました。無脂肪乳の活用を行うことで、自分たちが取り組みたかったクラフトバターづくりに力を入れることができるようになりました。
このストーリーが大きく受け、無脂肪乳を活かした商品はSNSなどで大きな話題となり全国各地の催事にも呼ばれるようになりました。さらに、大手アパレルメーカーとの協業なども始まり、日本国内でも認知度のある商品へと成長しています。

 

【牛の価値を高めるミートソース】
同農園の廃用牛は、これまでは安価な国産牛として出荷していました。しかし、愛情をかけて育てた牛を少しでも美味しく価値のある形で消費してもらいたいという想いから廃用牛として、出荷するのではなく、ミートソースとして販売することを決意しました。特に農園に遊びに来ていただいた方に食べていただくことで生きているものを食べてほしいという想いが込められています。

こういったように、
・牛の価値を最大限に高める
・不要なものに価値を付ける
といった視点で商品開発を行い、売上高を上げ続けています。

 

農業研究会のお知らせ

時流に合わせた取り組みを行うことで、メディアの注目を浴び続ける農家の事例を紹介させていただきました。同農園が特に意識されていることは、自社農園、さらには農家について一般消費者の方に理解してもらうということです。一般消費者を自社農園のファンにし、毎年ぶどうの時期にはリピートしてもらっています。

船井総研が運営する「農業経営研究会」では、このように全国の農家の最新事例を知ることができます!
初回は無料で参加できますので、下記画像をクリックして是非ご参加ください。皆様のご参加をお待ちしております。

 

農業経営研究会

https://lpsec.funaisoken.co.jp/funai-food-business/biz-farm/study/060819/

担当者
永瀬 立騎

関西大学経済学部経済学科卒業後、2020年4月船井総合研究所入社。リフォーム会社でのコンサルティング経験を経て、地方創生支援部 食品・観光グループ配属。以降、農業コンサルティング、スイーツ専門店のコンサルティングに従事。

Google広告、SNSの運用など、WEB全体を通じた販促活動の提案を行っている。そのほか、通信販売活性化支援・店長及び次世代店長候補者研修のための調査・診断など幅広く食関連のコンサルティングに従事。コンサルティング先の業績向上のため、日々活動している。

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