
ファストカジュアル業態開発・デリバリー事業強化で宴会売上依存脱却
株式会社船井総合研究所 グループマネージャー/シニア経営コンサルタント 石本 泰崇

-「宴会」が売上の主軸だった飲食店は、コロナ禍~後どうすべきなのか-
目次
- ◆宴会・飲み会の売上に頼ってきた企業が取り組むべき事とは?
- ◆ファストカジュアル開発・デリバリー強化のポイント
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◆宴会・飲み会の売上に頼ってきた企業が取り組むべき事とは?
既に、コロナの発生から1年半が経過している状況ですが、
・宴会、大人数飲み会の敬遠
・(外食マーケットでは)食事業態が好調
・デリバリー・テイクアウトの中食利用の浸透
・感染が一時増えれば外出機会の減少(巣籠もり)
と外食店には非常に厳しい状況は変わりません。また、このコロナで生まれたアルコール離れ、中食(テイクアウト・デリバリー・通販)の浸透などは今後当たり前化し、外食店の市場を奪うものとして考えると、完全にコロナ前の状態に戻る事は難しいと推察されます。
そんな中で、これまで「宴会」や「大人数の飲み会」を売上の主軸としてきた飲食店は、どうすべきなのでしょうか。
その答えが、コロナの影響で宴会売上がほぼ0まで下落しながらも、ファストカジュアル業態開発とデリバリー事業強化で、宴会売上や大人数飲み会に頼らない収益体質に生まれ変わり、業績を復活させた和食店の取組みにあると考えています。
それは、
1)中食需要も取り込むファストカジュアル業態の開発
2)デリバリー事業の強化
の2つです。
◆ファストカジュアル開発・デリバリー強化のポイント
1)のファストカジュアル業態では、コロナ禍中の2020年夏にオープンし、また立地は周辺人口2万人ほどの郡部でしたが、初月で850万円を記録し、またテイクアウト比率も40%を超えるなど非常に好調な売上でした。
また、2)のデリバリー事業では、コロナ禍中でかつ上記と同条件の立地で展開しながら年商約7,000万円の売上でした。
この2つによって、ほぼ0であった宴会売上をカバーできたのです。
この2つの取組みが成功した理由は、
ファストカジュアル業態開発では、
■コロナを機に伸長している食事業態の開発であること
■中食需要(=テイクアウト)を取り込む設計こと
■大手チェーンと差別化するコンセプト作り(予算・商品・付帯サービス)
デリバリー強化では、
■コロナによって自家需要化したマーケットの取り込み
■消費予算と商品形態の変化への対応
■オンライン(Web)販促の強化
といった点でした。
いかがでしょうか。
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