
3月3日はひな祭り!菓子店がおさえるべきポイントとは?
株式会社船井総合研究所 小林 駿介

皆様、こんにちは。
船井総合研究所の小林駿介です。
このコラムでは3月3日のひな祭り対策に対して菓子店が行うべき対策のポイントについてまとめます!
ひなまつり対策をするなら今!
【ひなまつりとは?】
ひなまつりとは日本の年中行事で、ひな人形を飾り、女子の健やかな成長を祈って行われる3月3日のイベントです。
立春である2月4日から遅くとも2月24日までにひな人形を飾るのが習わしとなっています。
ひなまつりに用意するものは
ちらし寿司
白酒
などありますが、菓子店の分野では
ひなあられ
ひなケーキ
桜餅
菱餅
などとなっております。
【ひな祭りはダウントレンド???】
通常ひな祭りに菓子店がターゲットとするのは
子供の親・祖父母になります。
自分たちの子供のひな祭りに対して菓子を用意するため、子供が喜ぶ和菓子・洋菓子を投入するのが王道です。
特に昨今では写真を撮ることが前提での菓子が求められるため色が鮮やかな商品が選ばれる傾向が強いようです。
しかし、この子供に対してのひな祭りのマーケットは今後どうしても縮小傾向。少子化と正比例してひな祭りを行う過程は少なくなり、上記のような商品の販売は少なくなってくると思われます。
では、このひな祭り、菓子店は同じことを行いながら少しずつ少しずつ縮小していくので良いのでしょうか?
私たちは違うと思っております。
このひな祭りという歳時記に他の店舗とは違った需要を取りに行かなくてはならないと思っております。
【菓子店が狙うべきひな祭りの次の市場とは?】
このひな祭りに限らず、また菓子に限らず食品全般で日本全体の市場は縮小傾向になっています。
しかし、この中でも伸びているマーケットを探し出し、そこの需要をとっていかなくてはなりません。
顕著に下がっているマーケットはフォーマルなギフトのマーケットですが、それに反比例し伸びているのは「気軽に渡すカジュアルギフトマーケット」と「頑張っている自分へのご褒美マーケット」です。
この伸びている2つのマーケットに関してはひな祭りに関しても同じように伸びていると考えられますのでこの需要に則したひな祭りの打ち出し方を検討しましょう。
船井総研でご提案させていただいて結果が出た企画としては
「女子のためのひな祭り」から
「女性のためのひな祭り」と認識をずらした企画です。
つまり、「頑張っている自分へのご褒美マーケット」を取り込むため高単価の生菓子にひな祭り要素の新商品を投入し、ひなまつりを意識した販促を行うという企画です。
こちらは実際に高単価の生菓子の販売構成比率が伸ばすことができた良い事例となっております。
皆様のお店でも、このタイミングで今年のひな祭りの販売方法を再検討してみてはいかがでしょうか?



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