フード業界の垂直統合に対応する中小オムニチャネルモデル | 船井総研 フードビジネス支援部

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コンサルタントコラム

食品
2018/7/09

フード業界の垂直統合に対応する中小オムニチャネルモデル

株式会社船井総合研究所 チームリーダー シニア経営コンサルタント 横山 玟洙

フード業界の垂直統合に対応する中小オムニチャネルモデル

★中小食品メーカーだからこそ実施可能なオムニチャネル戦略(第一回)
 
今後避けて通れないデジタルシフト対応について、船井総研ではマーケティング面のデジタルシフトを「フードオムニチャネルモデル」として体系化しております。

■フードオムニチャネルモデルとは?

一般的に言われるオムニチャネル戦略とは、一言でいえば顧客の囲い込み戦略のことで、店舗や売場などのリアルの場とECサイトや自社サイト、SNSなどのネット環境の両面から消費者にアプローチすることです。その過程における、サービス内容や顧客データ、オペレーション等を一貫して対策を行うことがオムニチャネル対策です。
オムニチャネル化は各社独自の方法で対策を進めており、セブン&アイホールディングスが進めている様々な業態やサービスをグループ内で展開する企業は、自社が展開する業態の商品や顧客情報を統合し、自社(自グループ)完結型のオムニチャネル化を目指しています。一方、異なる強みを持つ複数の企業が相互補完し合うケースもあり、PBブランド開発やリアル店舗の強みを持つJ.フロントリテイリングと、ECビジネスのノウハウを持つ千趣会が協業しています。
食品業界におけるオムニチャネル化の背景として、
1.多様化する消費者ニーズに応えるため食品産業(製造業・外食・農水産業・・etc)の 垣根はなくなりつつある
2.製造メーカーはモノづくりだけでなく、最終消費者と永続的に付き合う仕組みが必要となる
という前提のもとに、フード業界での「垂直統合戦略」が進む中でその手段としてオムニチャネル化が今後重要であるという認識です。
フード業界における垂直統合戦略とは、原料の生産ならびに加工、製造、販売を自社でもしくは自社のグループ内で行うこと。ある意味六次産業化と同意ととらえて頂いて構いません。近年外食企業が食品製造業のM&Aによるグループ化が盛んにおこなわれていますが、これも垂直統合戦略の一つです

フードの業界のオムニチャネルは大きく3つのステップで成立します。

ステップ1 SNSやHPなど、オフラインで消費者との接点を持ち、来店や購買につなげる集客ステップ
ステップⅡ 消費者とのリアル接点である、体験ステップ
①自社の一番商品を購入する物販機能
②工場見学・モノづくり体験などの体験機能
③自社の商品を美味しく食べることができる飲食機能
ステップⅢ リアルで接点を持った消費者をECサイトでリピート購入を促すための固定客化ステップ
食品メーカーとして、この3つのステップを具体的に進めていく必要があります。事例を含め、改めて別の機会でお伝えしていきます。
担当者
チームリーダー シニア経営コンサルタント
横山 玟洙

船井総研入社後、食品メーカー・小売店のコンサルティングに従事。船井流の食品小売のノウハウを活かし、小売店の活性化はもとより、メーカー・卸の直販事業強化や6次産業化を専門にコンサルティングを行っています。

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