物流の業務改善。そもそも物流って何? | 船井総研 フード支援部

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コンサルタントコラム

宅配
2017/8/18

物流の業務改善。そもそも物流って何?

株式会社船井総合研究所 グループマネージャー/シニア経営コンサルタント 小林 耕平

物流の業務改善。そもそも物流って何?
野間です。
とにかく、雨ばかりですね。
お盆という感じがまったく今年はしません。

さて、今回のお題は「物流改善」というテーマをいただいていますが、そもそも「物流」とは、「配送すること」ではありません。

「配送」・「保管」・「仕分け」・「情報処理(発注・在庫管理・伝票処理)」などの全体フローを「物流」と言います。

ですから、「物流業務の改善」は、これら全ての要素を、「複合的かつ優先順位をつけて」改善していくことを指します。

例えば、給食業のクックチル・クックフリーズ商品のように、商品の保存性が高まることで、配送頻度を「毎日」から「週3」に以下げることができます。
配送費は1/2以下になっていくわけです。

一方で「在庫の保管スペース」が必要になります。
したがって、保管スペース確保にかかる経費が発生します。

これらを複合的で見たときに、どちらが合理的なのかを判断していくわけです。
食品デリバリー事業の代表的な物流機能の合理化については、以下のことがあげられます。

「配送」:コースマネジメント・ドライバーの行動マネジメント・車両スペック・保険

⇒ コースをなくす(取りに来てもらうも含む)、コースをまとめる
⇒ デジタコ・カメラ活用によるドライバーの行動管理

これらは、イメージしやすく、取り組みやすい基本的なところです。
リアルタイムのドライバー管理は、タクシー業界が進んでいます。

「保管」・「仕わけ」:スペース確保・5S・導線マネジメント・設備投資

⇒ 当日調理・当日出荷のため、この部分が後手に回っている企業が圧倒的に多いです。

食品製造業は、人手確保のため「平日・日中稼働強化=保存性の高い商品作り」を進めていきますので、必然的にこの「保管・仕分け」の重要度が増します。

「情報処理」:システム化

⇒ 省人化・スピード対応・正確性につなげる部分です。

システム化が必要な部分なので、投資が必要ですが、優先順位が上がらない企業が多いのが実際です。アナログ文化が強い、「IT・システム」という言語への感覚的な拒絶感など、理由は様々です。
1つ言えるのは、システム化を進め、間接部門がコンパクトになっている会社の利益率が高いという事実です。
 
「物流業務の改善」は、複合的かつ優先順位をつけて取り組んでいくわけですが、そもそも「物流機能を自社で持たないビジネスモデル」にすることもできます。
 
また、「一部分を外注する」こともできます。
 
「物流機能を自社でどこまで持つのか」を検討し直すことも含めて、合理化に取り組んでいただけたらと思います。
 
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担当者
グループマネージャー/シニア経営コンサルタント
小林 耕平

入社後30業種以上のコンサルティングに携わった後、中食領域のコンサルティングに従事。中食事業の開発はもちろん、飲食店や惣菜店などの活性化でも数多くの実績を上げている。現在、船井総研社内でもトップクラスの支援企業数、支援先業績アップ実績を持ち、フード領域のコンサルタントでは史上最速でグループマネージャー、シニア経営コンサルタントに昇進。クライアントの独自性作りと既存の概念にとらわれない最新技術やノウハウの活用による独自の業態開発をミックスさせたユニークなコンサルティング手法には定評があり、赤字企業のV字回復に向けた即時業績アップから、数百億円を超える上場企業の戦略作りまで幅広い領域において成果を上げている。

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