「生産性向上」に向けての第一歩 | 船井総研 フード支援部

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2017/5/22

「生産性向上」に向けての第一歩

株式会社船井総合研究所 マーケティングコンサルタント 井上 裕基

「生産性向上」に向けての第一歩
前回、私が書かせていただいた記事で
人時生産性」というテーマについて、触れさせていただきました。
 
外食企業の方であれば、比較的よく耳にし、注目してみている数字かもしれませんね。
給食業では、もしかしたら未だに耳慣れない言葉かもしれません。
 
実際、地場系給食会社様で、地域一番クラスの企業様に
「自社の人時生産性は?」と尋ねられても、即答できない
という企業様が意外にも多い というのが、正直な所の業界の実態です。
 
これまでの給食業界は、とにかく多く売れば良かった時代。
コストもあまり気にせず、値段を下げようとも、とにかく沢山作って、売ることが正解でした。
 
ですが、ここ10年~20年で私たちの置かれている環境はずいぶん大きく変わってきました。
食材や人件費、ガソリン等、多くの関連コストは高騰していく一方。
加えて、全国的な「人手不足」の問題。
 
いまは「いかに少ない時間・人員体制で、生産量を効率的に上げられるか?」
が重要視される時代なのです。

給食業を営む皆様が意識すべき指標は「人時生産性」

そういった背景を踏まえて、給食業を営む皆様には
ぜひこの「人時生産性」という数値指標を意識していっていただきたいです。
 
そこで、まず「生産性向上」の第一歩は
「現状を正しく知る」ということです。

 
自社の現状は、数字に落とすとどのような状態なのか?
正しい数値把握からはじめましょう。
 
人時生産性=粗利高÷総労働時間
 
つまり、全体の粗利高(=売上高×粗利率)を、
全ての従業員の労働時間で割り算すれば、全体的な人時生産性を算出できます。
 
が!
これで十分では、実はありません。

労働時間は「部門別」に把握する

よりしっかり、生産性向上を目指すのであれば
「部門別」での総労働時間を出しましょう。
 
例えば、調理部門、下処理部門、配送部門、事務部門・・・など
どのパートでどれだけ時間がかかっているのか?
 
おそらく、効率の良い部門、そうでない部門が出てくるでしょう。
 
そこで初めて、具体的な課題点はどこにありそうなのか?がはっきりと見えてきます。
 
まずは「正しい現状把握」から。
そのためには、ざっくりではなく「部門別」で。
 
ぜひ一度、自社の現状をチェックしてみてください。
担当者
マーケティングコンサルタント
井上 裕基

高齢者個人宅、施設へ直接食品をお届けする「高齢者向けフードビジネス」に専門特化したコンサルタント。
 
大学卒業後、大手乳製品乳酸菌飲料グループに新卒で入社。宅配部門のマネージャーとして高齢者向け宅配営業、100名以上の女性スタッフマネジメントの実績と船井流経営法を掛け合わせた、独自の業績アップ手法を確立させている。
船井総研に入社後はその実績とノウハウを活かし、主の弁当給食会社だけでなく、介護施設や病院、葬儀社といった異業種参入での給食業における高齢者向けフードビジネスに専門特化して業績アップのサポートに年間365日全国各地を駆け回っている。
 
特に高齢者向け個人配食における、立ち上げから拡大までの圧倒的スピードと一貫したサポート、幹部・営業・現場配送スタッフまで徹底した営業強化支援と落とし込みを得意としている。

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