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スイーツ
2016/4/08

電子部品工場が経験ゼロからスイーツビジネスに参入した成功戦略

電子部品工場が経験ゼロからスイーツビジネスに参入した成功戦略

写真の生キャラメルを作っている会社をご存じでしょうか。有名なパティシエでもなければ、街の菓子屋でもありません。福島県大玉村にある「(株)向山製作所」という、従業員数100名程の電子部品製造会社です。「何故、電子部品の会社が生キャラメル?」そう感じた方も多いでしょう。

福島県郡山市の電子部品工場「向山製作所」は高い技術力で大手メーカーもその力を頼る程、業界では有名な会社でした。しかし、代表の織田氏はITバブルの崩壊などの景気に左右されてしまう、下請けメーカーの先の見えない経営に危機と感じており、新たなビジネスを立ち上げ、リスクヘッジする重要性を感じていました。そんなことを思う中、東京駅地下の大スイーツ街を見て、地元との差に愕然「地元を活性化する為に、なんとか地元スイーツを立ち上げたい。」という想いを持つようになり、新たなビジネスとして、全く経験はなかったが「スイーツビジネス」への参入を決意しました。
その矢先でした。リーマンショックが訪れ、従業員の雇用を守ることも難しい経営状態に陥りました。本業が厳しい中での挑戦のため、試作費もほとんどないなかでのトライ。継続するべきかどうかの葛藤の中、従業員の後押しを受け、2008年に生キャラメルのお店が完成しました。
電子部品工場が経験ゼロからスイーツビジネスに参入した成功戦略

そして現在では、郡山駅をはじめ、福島県内に3店舗、2016年3月には仙台駅への出店も果たしました。震災による風評被害を乗り越えるなど、ここまでの道のりは決して順調ではありませんでしたが、スイーツ経験ゼロから大勢の方に愛されるお店にまで育った背景には3つの理由があります。
1つ目に、生キャラメル専門店として展開したことです。異業種から参入する際には必ず単品に絞ることが重要です。様々な商材を取り扱う菓子店といかにして差別化を図るか。そのために、単品専門店という付加価値を訴求するとともに、集中生産による収益性の確保を行います。
2つ目に商材に生キャラメルを選んだことです。単品専門店といってもその商品だけを取り扱うわけではありません。重要なのは派生商品の存在です。向山製作所でもキャラメルプリンやキャラメルポップコーンなどの派生商品を展開し、専門店としての魅力を高めています。
3つ目に出店立地です。向山製作所は駅中という人が集まる立地への出店を意図しています。お店単体で考えた場合、人が集まる立地=家賃が高いのでお店単体の収益は厳しいことが多いです。しかし卸や通販を展開し、家賃を販促費として考えることが売上拡大のキーポイントになります。

これらのポイントを4月27日に開催します「異業種からのスイーツビジネス参入セミナー」でご紹介しますので、スイーツビジネスに興味のある方は下記URLよりお申込みください。特別ゲスト講演として、本日ご紹介しました株式会社向山製作所の代表取締役織田金也氏にもご登壇いただきます。この機会をお見逃しなく!


セミナーに関する詳細・お申込みはこちら
http://www.funaisoken.co.jp/seminar/004633.html

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