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宅配
2016/7/11

宅配事業の立上げ

宅配事業の立上げ

宅配事業の立上げ

21歳で起業した私は元は飲食店向けの看板販売会社を経営していました。
飲食店オーナーと関わる中で「いつか飲食店をやりたいな」という気持ちがずっとありました。
起業して10年も経過し、そろそろやってもいいだろうとスタートをしようとしたのですが、いざやろうとなると怖くなりました。何故なら私は以前の仕事でお客様が来ない飲食店をたくさん見てきたからです。そして閉店したオーナーの末路もたくさん見てきました。 ロクに料理も作ったことの無い素人の私が果たして成功できるのだろうか?という気持ちから、まずは投資が少なく始められるデリバリーからスタートさせようと思いました。そして、うまくいったら店舗を構えようと思ったのです。
宅配事業の立上げ

最初はもともとの看板時代のお客様からレシピを教えていただいてからのスタートでした。
今でも当社の看板商品として存在するのですが、そのお店の商品はとても美味しく、私たちは必ず売れるぞ!!と自信を持ってのスタートでした。しかし、初月の売上は100万
ちょっと・・・いきなり壁にぶち当たりました。
なぜ?こんなに美味しいのに売れないんだろう?食べた方は皆美味しいと言ってくれるのに・・・
「美味しい=売れる」ではないという事に気付かされました。

私は急いで次の商品を投入しようと決め、また看板時代のお客様のところを周りはじめました。そこで2つ目の商品が決定し導入することになったのですが、ただ単に商品が1コ増えただけでは売上は上がったとしても100が120になる程度と思った私は、その商品としての屋号をもう 1つ作りチラシを作成しました。そして電話回線も追加で1本引いてまるで違う店のような見せ方にしたのです。
宅配事業の立上げ

成功もつかの間・・・

このやり方が当たりました。売上は単純に倍になったのです。そして3つめをやったら3倍になり、「これは凄い!10コやったら10倍になる」と新たなビジネスモデルが出来たことに興奮していました。

しかし、その喜びもつかの間・・・ブランドを増やすに伴い電話回線、人、食材など追加しなければならないものも多くなり管理が困難になりました。また、調理に時間がかかり、お客様に待ち時間をたくさんいただかねばならなくなってきて、結果的にお客様に本当の意味での満足を提供できなくなり管理コストがかかりすぎて利益率も悪化しました。

ただし、このやり方は必ずお客様から喜んでいただける!と信じて全社員で毎日のように改善活動や仕組み作りを続けてきた結果、現在は21ブランド100品目以上の商品を扱ってもそれなりの営業が出来るようになりました。

ブランドを増やしたり、商品を増やすことは誰でも出来ることだと思いますが、それをきちんとオペレーションすることはとても大変であり、それが出来る仕組みが出来上がったのはとても大きな強みではないかと思っております。

宅配革命を起こす

最初は上手く行ったら店舗を構えたいと思っておりましたが、今は全くそう思いません。何故なら、外食産業はマーケットがどんどん縮小していることと、今更私たちが参入してもそのマーケットで自分たちにしか出せない価値を出せるのか?というと全くそう思わないからです。(つまり単なる競争をするだけになってしまう)ただし宅配産業は毎年成長していることと、まだまだ価値を生み出しているプレーヤーが少ない(つまり競争が少ない)と感じております。

今後私たちは今まで培ってきた独自のノウハウを飲食店さんに公開し「飲食店+デリバリー」という店舗をたくさん増やしていきたいと思っております。それが売上に悩む飲食店オーナーさんへの貢献に繋がると思いますし、地域の方々も多くの飲食店からデリバリーが注文出来る便利な世の中になります。

そんな社会が出来ることを夢見て毎日ワクワクしております。

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URL:https://www.funaisoken.ne.jp/mt/form01/007155-dl.html
担当者
春日 大輝

関西学院大学卒業後、大手食品メーカーに入社。
食品メーカーでは量販店担当の営業マンとして現場の最前線で活躍。船井総研に転職後は食に関する企業の支援に徹底的にこだわり、20社を超える支援やプロジェクトに加わり成果を上げる。宅配・ケータリング業を専門としてからも、「答えは現場にしかない」というポリシーの下、徹底的に現場レベルの具体的な提案にこだわり続ける異色のコンサルタント。自分で現場に足を運んで得た生々しい事例を基に構築した戦闘レベルの提案に、船井流のマーケティング戦略を掛け合わせたユニークな提案には定評がある。

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