
食品
2016/4/18
中元・歳暮時期の需要獲得
株式会社船井総合研究所 チームリーダー/チーフ経営コンサルタント 中野 一平

夏=中元、冬=歳暮“だけ”と考えるギフト商品を中心に展開されている企業は少なくありません。もちろんギフトは大きいマーケットですが、単純な中元・歳暮ギフト以外にも、夏や冬は様々な需要、チャンスが存在します。
「ギフトが減った!」という声はよく耳にします。減少しているのは儀礼的な、所謂フォーマルギフトです。業績を伸ばしている企業では、フォーマルギフト以外にも、カジュアルギフトや夏・冬の需要を確実にモノにしているのです。
【夏の需要例】
・関東中元
・地方中元
・中元お返し用
・友人ギフト
・暑中見舞い用
・残暑見舞い用
・手配り挨拶用
・お盆用
・帰省土産用
・通常自家消費
・夏の自家消費
・敬老の日予約
・夏商品ラスト
【冬の需要例】
・関東歳暮
・地方歳暮
・歳暮お返し用
・手配り挨拶用
・迎春、正月用
・通常自家消費
・冬の自家消費
・年明け予約
・年越し用
・年内商品ラスト
「夏=中元だけ、冬=歳暮だけ」という発想を一度リセットし、「実際に何が動いているか」を見極め、品揃えに反映させましょう。その際、自社の動きだけを見るのではなく、競合他社、ショッピングモール、雑誌、テレビ・・・など、俯瞰で見ることがポイントです。
食品1単品の年間消費量・額やフォーマルギフトが減少しています。したがって、諸条件が同じであれば、「それだけ」で勝負をしている企業の売上が減るのも明らかです。
例年通りの中元・歳暮展開を考えている場合は、本当にその内容でよいのかを再考し、ぜひ上記需要の獲得を意識してみましょう。

チームリーダー/チーフ経営コンサルタント
中野 一平


-
-
-
2018.01.09長所伸展とコミュニケーションが喜ばれ続ける秘訣
-
-
2017.04.06『地域密着型経営』による業績アップと人が育ち、辞めない組織作り!
-
2016.10.04介護施設向け給食事業参入で大成功の秘密大公開!!
-
2016.09.26業界の“常識”を覆す!!日本一カッコイイ!!地場系給食会社
-
2016.09.14借金40億円の絶望から地域一番店へ!
-
2016.07.11宅配事業の立上げ
-
2016.07.04売るのが難しい商品を売り切るための手段は何か?

-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
2016.03.30時間帯別テーマ設定三毛作カフェ、リニューアルで売上3倍