自社弁当の商品力の強み、根拠はありますか? | 船井総研 フードビジネス支援部

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コンサルタントコラム

給食
2018/3/01

自社弁当の商品力の強み、根拠はありますか?

株式会社船井総合研究所  宮崎 亜沙美

自社弁当の商品力の強み、根拠はありますか?

こんにちは。シニアフードチームの宮崎です。
 
突然ですが、自社のお弁当に誇りを持たれている会社様は多いのではないでしょうか。
 
うちは地元の味付けで勝負している。
おかずの多さを売りにしている。
ご飯の量ではどこにも負けない。
何より価格が安い等色々な強みがあるでしょう。
 
では、その強みと感じられている部分は、自社の商圏内の他社弁当と比べて本当に強みと言えるようになっているでしょうか?
 
美味しさの指標は残念ながら、人それぞれですので数値では計り知れない部分が多いです。
 
ただ、弁当の価値をひとつボリュームという観点で捉えるならば
おかずの数や一つ一つの重さ、ご飯の量、色味等
ある一定の基準を設けて数値化し、
自社の弁当そして他社弁当を徹底的に知るという過程は
必ず行うべきです。
 
強みを明確に持つこと、
そして強みの根拠を知ることでお客様への訴求もしやすくなります。
 
本日は既に強みが見つかっている方も、
これから弁当事業に繰り出すために商品設定を行いたい方にも、
自社の商品設定に最適な商品力の考え方について
お伝え致します。

お弁当の価値は価値/価格で決まる

圧倒的に価格が安いことを売りにされている会社様も多いです。
 
ただ、価格が安くてボリュームが足りない。
価格はある程度高いがしっかりボリュームがあり満足できる。
お客様が求めているのはどのような商品でしょうか?
これが商品力=価値/価格という考え方になります。
 
売価は100円差がある2つの弁当があるといたします。
A弁当:450円
B 弁当:550円
 
一見450円の弁当の方に魅力を感じられるかもしれませんが
お弁当の中身は調査の結果、以下の様でした。
A弁当:450円(400g)
B 弁当:550円(350g)
 
これを1gあたりの売価に換算すると
A弁当:gあたり単価 0.89円
B弁当:gあたり単価 0.64円
 
となり、量の観点では
B弁当のほうが価値の高いお弁当であるといえます。
 
スーパーやコンビニで他社弁当が並んでいる場合は
このような大きさや重量の差が一目瞭然でも、
宅配や配食弁当の場合は意外と複数社比べることが難しいものです。

商品力=量/数/幅/質

上記のポイントはいわゆる量の観点です。
その他にも商品力は量数幅質の4つの見方に分類することができます。
 
量・・・おかず・ご飯の量や総重量に対する比率
数・・・お弁当に入っているおかずの数等
幅・・・献立のバリエーション等(和洋中・調理法)
質・・・見た目や彩り等(美味しさもここに含まれます)
 
それぞれの観点で一定期間観測することで
根拠をもった差別化を図ることができます。
 
かなり細やかな話になりましたが、
他社との差別化、自社の強みを持ち一番化を図るためにも
本日お伝えした観点から自社の商品、
そして商圏内の他社の商品を知ることを始めてはいかがでしょうか?
担当者
宮崎 亜沙美

大学卒業後、船井総合研究所へ新卒で入社。入社後は給食業における工場生産性向上のための現場調査や、社員食堂事業活性化へ向けた協業体制の構築等、徹底した現場主義をモットーに多くの実績をあげている。また、シニア向けフードビジネスにおける個人宅向け配食の販売促進では、女性ならではの視点を取り入れたチラシづくりや、WEBを連動させたマーケティングに定評がある。

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