飲食店がインスタグラムを効果的に活用する6つの手順と考え方 | 船井総研 フードビジネス支援部

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コンサルタントコラム

外食
2017/11/09

飲食店がインスタグラムを効果的に活用する6つの手順と考え方

株式会社船井総合研究所  朝岡 夏輝

飲食店がインスタグラムを効果的に活用する6つの手順と考え方

インスタグラムの利用者層が増加するに伴って飲食店を”写真で選ぶ”,“動画で選ぶ”というお客様が見られるようになりました。この記事では、どのような飲食店がインスタグラムと相性が良いのか、具体的にどのように活用すれば良いのかをご紹介しています。
 
目次
1.インスタグラムとは?
2.お客様はインスタグラムをどのように使っているか
3.インスタグラムと相性の良い飲食店
4.魅せる商品又はフォトスポットを意識的に作る
5.お店からの投稿は写真撮影ツール、動画撮影ツールを活用しよう
6.ハッシュタグを活用しよう

1.インスタグラムとは?

インスタグラムは写真や動画の投稿に特化したSNSです。スマートフォンの普及とともにプロでなくてもきれいな写真や動画が撮影できるようになりました。簡単なコメントと写真、動画のみの投稿という手軽さから、芸能人やセレブなどのユーザーが使いはじめ、日本でも女子高生を中心に人気に火が付きました。今では女性だけでなく、男性も多く利用しています。
インスタグラムだけでなく、飲食店がこういったSNSの活用を検討する際にまず初めに押さえておきたいポイントは”お客様の行動の流れ”です。お客様が飲食店を探すためにインスタグラムをどのように活用しているかを知る必要があります。

2.お客様はインスタグラムをどのように使っているか

お客様によって使い方は様々ですが、大きく3つの使い方があると考えられます。

①グルメサイトを見てからインスタグラムで確認する
②友人の投稿した写真を見てお店を知る
③知っているが行ったことのない店をハッシュタグで検索する

2-1 グルメサイトを見てからインスタグラムで確認する
最終的にお店を決定する理由をインスタグラムに求める使い方です。このような使い方の背景には、2つの背景があります。
① 「せっかく外食にいくなら失敗したくない」という顧客心理
せっかくの外食で失敗したくないというお客様の心理から、複数の情報でお店を選ぶという行動が見られるようになってきています。

②グルメサイトに関するメディアの報道
代表的なものは、食べログの点数不正に関する報道です。真実か、そうでないかに関わらず、グルメサイトだけでは信用できない客層が出てきているというのは事実です。

上記のような背景の中で、普段から使用するSNSが”信用できる情報の発信源”になってきました。

2-2 友人の投稿した写真を見てお店を知る
いわゆる「口コミで選ぶ」というお店の選び方です。インスタグラムは他のSNSとは異なり、フォローしている人の投稿だけを限定的に知ることができます。その為、信用している友人の行った店なら信用できるという顧客心理から”良いお店という印象”が生まれやすいといえます。

2-3 知っているが行ったことのない店をハッシュタグで検索する
インスタグラムにはハッシュタグという機能があります。この機能は、簡単に言うと”みんなのアルバム”のようなものです。同じお店、商品の情報をまとめて画像で確認することができます。


これらから言える飲食店のインスタグラム活用のポイントは
①お客様自身に投稿してもらう
②お客様と共通のハッシュタグで写真を投稿する
という2つが重要であると言えます。

3.インスタグラムと相性の良い飲食店

では、どのような業態がインスタグラムと相性が良いのでしょうか。それは、20代~30代女性客比率が比較的高い業態です。インスタグラムの利用者層を調べると、そのボリュームゾーンは20代~30代の女性となっています。あなたのお店の客層にこの層が多くいる場合は、お客様自身が投稿してくれる確率が高いと言えます。一般的な業態で言うと居酒屋、カフェ、バル等の業態が比較的相性が良いと言えます。

4.魅せる商品又はフォトスポットを意識的に作る

飲食店のインスタグラム活用の本質は、インスタグラムをどう活用するかではありません。写真に撮ってもらいやすい商品を作ることができるか、写真に撮ってもらいやすい場所を作ることができるかにあります。

4-1インスタグラムと相性の良い商品 フォトジェニックな商品
フォトジェニックな商品のポイントは大きく3つです

①複数の色で構成される商品
主な利用者層が女性であることもあり、写真に撮られやすい商品は複数の色で構成されているものが多くなっています。

②素材感、鮮度感がそのまま伝わる立体的な商品
刺身盛り合わせなら角を立てる、貝殻を入れる、升に盛り付けるなど鮮度や立体感が出る盛り付け、野菜なら小さめのものをカットせずにそのまま盛り付ける、果物であればまるごと使用するなど見た目で素材がそのままわかる、鮮度感の伝わる見せ方が写真に撮られやすい傾向にあります。

③テーブル実演で完成する商品
肉寿司や炙り〆鯖のような目の前でバーナーで炙る商品、シャンパン鍋のような目の前で注ぐ商品など、実演要素を設けることで写真や動画を撮影するきっかけを作る方法です。「カメラの準備は良いですか」という一言を加えるだけで撮影してもらえる確率は大きく変わります。

4-2インスタグラムと相性の良い場所 フォトスポット
フォトスポットには様々な例がありますが代表的なものは下記のようなものになります。

・業態に合った被り物
・顔出しパネル
・ベンチ(観光地、近くに河川があるなどロケーションの良い立地の飲食店)
・インスタボード(インスタグラムの画面のようなパネル)

5.お店からの投稿は写真撮影ツール、動画撮影ツールを活用しよう

お店からの投稿を行うにあたってなかなかきれいに写真が取れないというのはよくある悩みではないでしょうか。だからといって毎回プロのカメラマンに撮影を依頼していては費用が膨らんでしまい本末転倒です。また、店長は仕入れ、シフト管理、仕込み、営業と様々な業務を行ってくれています。手間がかかる写真・動画加工に時間をかけることは現実的ではありませんので、可能な限り簡単に毎日でも出来る方法で実施すべきです。
そこで活躍するのがスマートフォンのアプリです。インスタグラムの普及とともに様々なアプリが開発されています。
私がおすすめするのはFoodieというアプリです。このアプリは食べ物をきれいに撮影したいユーザーの為に開発されたアプリです。無料でダウンロードできますので写真をきれいに撮影できないという方はダウンロードしてみてはいかがでしょうか。

6.ハッシュタグを活用しよう

投稿の際にハッシュタグを活用することで、様々なきっかけで写真を見てもらうことができます。ハッシュタグの投稿の方法はお客様が検索しそうなキーワードの前に#を付けるだけです。
例えば、カニを使用したフォトジェニックな商品を開発したのであれば#カニと投稿に入れるだけでOKです。
これによって、カニでハッシュタグ検索したお客様に写真を見ていただくきっかけを作ることができます。


ハッシュタグをつけるべき代表的なキーワードは以下の通りです。
・店名、屋号名
・地域名+名産品
・商品名
・商品で使用した素材
・地域名+業態 など


お客様が検索しそうなキーワードは必ずつける、その他は実際にお客様が投稿したものに付いているハッシュタグを見て必要に応じて足していってください。

最後に

最後に、飲食店のインスタグラム活用に関してまとめさせていただきます。


①飲食店のインスタグラム活用の本質は活用方法でなく写真を撮られやすい商品や場所作り
②必要なハッシュタグをつけて露出を増やす
③店長は多忙!時間と手間をかけすぎない簡単な方法で実施する


今後も様々なSNSが誕生し、その度に活用方法をどうするかといった話題が出てくると思います。ですが、本質はお客様の行動原理であり、お店の魅力です。実際にどのように商品を開発すれば良いかという考え方を以下にダウンロードの冊子としてまとめました。無料ですのでご興味のある方はぜひダウンロードしてみてください。

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担当者
朝岡 夏輝

食品通販チームでインターネット通販、インターネットでの集客のノウハウを学び、飲食グループへ。
単品商品を切り口に店舗、通販を連動させた集客策に定評がある。
顧問先企業では商品開発からプロモーションまで幅広く実施しており、テレビや雑誌等のメディアに取り上げられたヒット商品の開発・プロモーションも数多く手がけている。

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