人手不足のベーカリーの業態転換 | 船井総研 フードビジネス支援部

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コンサルタントコラム

宅配
2017/10/26

人手不足のベーカリーの業態転換

株式会社船井総合研究所  春日 大輝

人手不足のベーカリーの業態転換

こんにちは。
船井総研の春日です。

ここ半年でベーカリー経営者様からの経営相談を頂くことがかなり多くなってきました。

経営相談に来られる経営者様は、


①経営者の悩みは「 職人がいない 」「 人手が足りない 」「 労働時間を短くしたいけどできない 」といったヒトの問題

②「売上が下がる一方だ」「客数が減っている」「近くにコンビニが出来てから全く売上が上がらない」といったカネの問題

の2つの悩みを同時に抱えています。

このような経営者にお伝えしているのは、
「人手不足」対応型の新しいベーカリーを作らなければならないということです。

その一つの解決策が、
「完全予約型サンドウィッチ宅配」専門店への移行です。

流れとしては、
①プレミアムサンドウィッチのランチボックスやオードブル等の商品開発
②「サンドウィッチ宅配」HPの開設、オープニング販促の実施
③ベーカリーのアイテム数を極端に絞る
④店舗の営業時間を短縮する(定休日を作る)

といった流れで実施されている企業様が多いと思います。

なかなか「宅配専門店」にまで振り切ることが出来た企業様は少ないですが、
店舗の売上を宅配が上回っている企業様が続出しています。

なぜ「サンドウィッチ宅配」が良いかというと、

パン⇒職人でないと作れない
サンドウィッチ⇒パートさんでも簡単に作れる

ベーカリー⇒朝が早く労働時間が長い
宅配専門店⇒労働時間をぐっと短縮できる

ベーカリー⇒店内売上依存 競合:他ベーカリー、コンビニ
宅配⇒店外売上で売上をつくることができる 競合:無

卸⇒利益率が低い
直販宅配⇒利益率が高い

等の違いが挙げられます。

そして何と言っても「プレミアムサンドウィッチの宅配」の市場が今急速に伸びているということがこの事業を一番お勧めする理由です。

ターゲットは法人。

会議や研修、お客様のおもてなしや展示会やイベントでの軽食など様々な場面で利用されます。

人手不足に悩むのではなく、
人手不足に対応したビジネスモデルの構築をすることが経営者の仕事です。

今後日本では「 人手不足 」が当たり前の時代になります。

そういった意味でも「サンドウィッチ宅配」に今取り組むことをお勧めします。
 
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担当者
春日 大輝

関西学院大学卒業後、大手食品メーカーに入社。食流通の最前線で具体的ノウハウを取得した後、船井総研に転職。転職後も食に関する企業の支援にこだわり、現在は宅配・ケータリング業を専門としている。月20日以上を現場でのコンサルティングに費やし、支援先数は社内でも随一。戦闘レベルの提案から中長期的な戦略構築まで、経営者に徹底的に寄り添うコンサルティングスタイルには定評がある。

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