仕出し事業の戦略的商品改廃 | 船井総研 フードビジネス支援部

経営コンサルティングの船井総研 フードビジネス支援部
コンサルタントコラム

宅配
2017/10/05

仕出し事業の戦略的商品改廃

株式会社船井総合研究所  春日 大輝

仕出し事業の戦略的商品改廃

こんにちは。船井総研の春日です。「法人様の昼食(研修・会議・おもてなし等」に利用する弁当のデリバリー市場は、仕出し事業を営む企業にとっては数少ない「伸びている」市場です。

1年に1回~2回決まった用途でしか仕出しを利用しない「 一般家庭 」のご利用者と違い、法人顧客は年に何度も仕出し弁当を利用します。

ちなみに法人顧客の仕出しの平均年間利用回数は4回~6回が相場です。

そんな短期間に何度も仕出しを利用する法人顧客に対して、
「季節の弁当」や「新商品の提案」は必要不可欠といえます。

代り映えしない商品、代り映えしないホームページは、
「 飽き 」にダイレクトにつながるため、法人顧客の離反の最大の要因となるからです。

そういった視点で見ると、商品は3つの種類に分かれます。

① 定番商品
グランドパンフレットなどに掲載されている「 いつもの 」商品

② 季節商品
「秋の松茸弁当」「恵方巻」「おせち」など一定期間のみ販売する商品

③ 季節変動商品
「○○弁当(秋)」「○○弁当(春)」等、包材・商品名等は同じであるが、
季節ごとにメインアイテムや副菜など目安11%程度を変化させる商品

この3種類の商品をいかに計画的に商品化する仕組みをもてるかどうかが、
お客様に支持される企業とそうでない企業の差になるといえます。

それでは、商品改廃をうまく軌道に乗せるにはどのようにしたらよいのでしょうか。

くさんの企業で商品改廃の仕組化のお手伝いをしてきましたが、
仕組化が上手くいく企業は、

① 商品開発フェーズの細分化

② 商品開発計画策定

③ 行動スケジュール策定

の3つの工程を意識しています。

ここからは簡単に工程のポイントをそれぞれ説明します。

①商品開発フェーズの細分化

自社の「 商品改廃 」を
1商品開発会議
2試食
3写真撮り
4ホームページUP
5チラシ完成

等、工程別にフェーズを分類し、
5から逆算してそれぞれをいつ行えばスムーズにいくのかを考える

②商品開発計画策定

定番商品、季節商品、季節変動商品それぞれの、
1年間の販促計画・それに伴う商品開発計画・販促計画を立てる。

③行動スケジュール策定

販促計画・商品開発計画を基に、
いつ商品開発会議をするのか?(毎月の営業会議の議題の一つにするのがベスト)
いつ写真撮りをするのか?
いつホームページUPを行うのか?
等フェーズそれぞれの実行日を決定。

その後、逐一スケジュールマネジメントをしていけば、
自動的に商品改廃が行われる企業になっていくことができます。

商品改廃を考えることは、
計画的に販促を行うことと同義です。

お客様に最適なタイミングで最適な商品を提案できるよう、
「 仕組化 」を意識して商品改廃を行ってみてはいかがでしょうか。
担当者
春日 大輝

関西学院大学卒業後、大手食品メーカーに入社。食流通の最前線で具体的ノウハウを取得した後、船井総研に転職。転職後も食に関する企業の支援にこだわり、現在は宅配・ケータリング業を専門としている。月20日以上を現場でのコンサルティングに費やし、支援先数は社内でも随一。戦闘レベルの提案から中長期的な戦略構築まで、経営者に徹底的に寄り添うコンサルティングスタイルには定評がある。

記事を見る
その他おすすめの記事