年末商戦にむけて再度考えたいこと | 船井総研 フードビジネス支援部

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コンサルタントコラム

宅配
2017/9/14

年末商戦にむけて再度考えたいこと

年末商戦にむけて再度考えたいこと

こんにちは。
船井総研の春日です。

 

9月に入り、色々な企業様に伺っていると、一気に「 年末 」にむけての話をすることが多くなりました。
よく質問されるのは、
「今年はどんなおせちをつくればいいの?」
「そもそもおせちには力を入れるべきなの?」
という「おせち」に関することです。

 

新たに弁当宅配に取り組む企業様にとって「おせち」は未知であり、これまで「おせち」に取り組んできた企業様にとってはこれからどういう戦略を取れば良いか迷っていることが多いようです。

おせち市場の動向

時流から見ると、おせちの総販売額は年々上昇しています。
ただ、おせちの消費量自体は減っています。


これはどういうことかというと、御節を家で作らず、外で購入する人は増えているが、全体的には御節を食べる人は減っているということです。


その時流を見て、御節に参入する飲食店・食関連会社は10年ほど前から急激に増えてきています。現状もその傾向は変わっていません。


商品的には、3段重の御節等本格的なものよりも、おせちオードブル・1段重おせち等がシェアを伸ばしてきています。

これから私たちはどうすれば良いのか?

コンビニ・ネット通販の台頭により、都心部はもちろん地方の市場でも競合状況は年々厳しくなってきており、他社との差別化がどんどん難しくなってきています。


私はご支援先には、おせちに全力を注ぎすぎるよりは、オードブルやお鍋、すき焼きセット、しゃぶしゃぶセット、焼肉セット等、自社の強みを活かした「ハレの日セット」の宅配で圧倒的シェアを取っていくことを考える方が良いとお伝えしています。


おせちは1年に1回ですが、オードブルやお鍋、すき焼きセット、しゃぶしゃぶセット、焼肉セット等は家族や地域のお集まりで何度も利用されます。


ハレの日は〇〇のオードブル 」という家庭をたくさん増やしていく方が将来的には価値が高まると思います。


その為、私のご支援先では、これまでおせちを取り組んでいた企業でも、自社製造は数量限定にし、製造外注等で売上を獲得してもらいながらオードブル・皿盛り・鍋商品の宅配に力を入れてもらっています。


おせちは全力で取り組むに越したことはありませんが、優先順位NO1ではありません。
まずはその前提はご理解いただければと思います。


近年では「おせち」をすっぱりと辞め、「年末年始は従業員にしっかりと休みをあげたい」という経営者も多くなっています。


私は、それはそれで本当に素晴らしい経営戦略だと思います。


盲目的におせちに全力で取り組むのではなく、自社の強みと競合状況をしっかりと把握しながら、年末商戦を戦略を再度練り直してみても良いかもしれません。

担当者
春日 大輝

関西学院大学卒業後、大手食品メーカーに入社。
食品メーカーでは量販店担当の営業マンとして現場の最前線で活躍。船井総研に転職後は食に関する企業の支援に徹底的にこだわり、20社を超える支援やプロジェクトに加わり成果を上げる。宅配・ケータリング業を専門としてからも、「答えは現場にしかない」というポリシーの下、徹底的に現場レベルの具体的な提案にこだわり続ける異色のコンサルタント。自分で現場に足を運んで得た生々しい事例を基に構築した戦闘レベルの提案に、船井流のマーケティング戦略を掛け合わせたユニークな提案には定評がある。

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