持続的に業績を伸ばす企業が実践している3つ考え方 | 船井総研 フードビジネス支援部

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コンサルタントコラム

宅配
2017/6/27

持続的に業績を伸ばす企業が実践している3つ考え方

持続的に業績を伸ばす企業が実践している3つ考え方
皆様こんにちは、船井総研の小林です。
 
ニーズの多様化による業態の細分化が進み、
商材や業態のライフサイクルが短縮化していくなか、
人手不足やコスト高にも見舞われ、景気は激しく変動し、
 
少し前には勝ち組と持てはやされていた飲食チェーンや小売チェーンが、瞬く間に業績を落とす事態に見舞われるなど、フードビジネスに携わる企業にとっては非常に難しい時代に突入しています。
 
他方で、ミクロなトレンドに左右されず、不振要因を柔軟かつしたたかに乗り越えながら、持続的(=一定以上の期間)成長(=売上・利益の伸長)を実現している企業も存在します。

1)主力業態に集中したローカルドミナント

小売業で大手といえばもちろんセブン&アイ・ホールディングスやイオンが思い浮かびますが、これらの企業を尻目に小売業界でNo.1の高収益を誇るのは、沖縄で総合小売店を経営する株式会社サンエーです。
 
また、北海道で確固たる顧客基盤を作り、上記大手企業よりもシェアを獲得している企業として、複数ブランドのスーパーを経営するアークスグループと、コンビニチェーンのセイコーマートなどもあります。
 
いずれも地域密着を標榜した、徹底的な差別化を主戦略に、大手全国チェーンの進出をもろともせず、持続的な成長を実現しています。

2)時流適応

ここで言う時流適応とは、マーケティング手法や業態論だけではありません。
現在のフードビジネス企業における時流はずばり、“人手不足”です。
 
こうした人手不足時代において、持続的成長を遂げている企業の多くは、例えそれがダウントレンドにある業態であっても、教育システムの充実や生産性向上による労務環境の改善、あるいはAIやロボットなどの高度な標準化システムを取り入れることで、低い離職率を誇りかつ人財の確保に苦心しない仕組みを整えています。
 
流行廃りの早い業界であるからこそ、ミクロなトレンドではなく、時流マクロに目を向けそこに資源を徹底的に投下する企業が、外部環境の変化に動じることなく成長曲線を描いています。

3)絶間ない変革と普遍の価値追求

上記1,2と被る部分が多いのですが、
自社のコアとなる価値を徹底的に磨き込むことで、(選択と集中による)量的一番化を実現し、さらに業界におけるパラダイムシフトを柔軟に受け入れながら組織を変革しつつ、質的一番化を図る、この量的・質的両面での成長を時代に合わせて上手く進めてきた企業というのは、結果的にステークホルダーに支持され持続的成長を遂げています。
 
上記3つの取り組みが持続的成長におけるポイントになってきますが、これを地方の中堅・中小企業で取り入れるとすると、
1)選択と集中による(ニッチ)一番化
2)圧倒的な顧客基盤の形成
3)生産性アップによる体格改善
4)システム・アナログ両面での組織運営
といったところになります。
 
今後の経営ではとかく変化への対応力が試されます。
是非皆様の会社でも、持続的成長を実現している企業を研究し、柔軟に自社の取り組みとして取り入れてみてはいかがでしょうか?
担当者
チームリーダー / チーフ経営コンサルタント
小林 耕平

入社後30業種以上のコンサルティングに携わった後、宅配・ケータリング業や惣菜業・テイクアウトなどの中食領域のコンサルティングに従事。現在、50名近いフードビジネス支援部のなかでもトップクラスの支援企業数、支援先業績アップ実績を持ち、部内最速で中食部門のチームリーダー及びチーフ経営コンサルタントに昇格。赤字企業のV字回復に向けた即時業績アップから、年商数十億、数百億円企業の次代の戦略作りまで、成功確度の高いコンサルティングには定評がある。

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