開店から人気となる菓子店のオープン販促とは | 船井総研 フードビジネス支援部

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2017/6/21

開店から人気となる菓子店のオープン販促とは

株式会社船井総合研究所  川村 諒志

開店から人気となる菓子店のオープン販促とは
菓子店がオープンしてから行列が続いている、
もしくは客で賑わい続けている、そんなお店を誰もが望むはずです。
 
そのような店づくりのためには、オープン時から「流行っている店」「人気のある店」だと認知してもらうためのオープン販促が重要になります。
 
そこで、
今回は経営者ならば知っておくべき菓子店のオープン時の販促に絞ってお伝えさせていただきます。

目次

Ⅰ.そもそも菓子店のオープン販促はなぜ注力する必要があるのか。

まず、なぜオープン時の販促が重要なのかということなのですが、そもそも販促に関して船井総研で体系化している考え方に販促の「異常値法」という考え方があります。
 
販促の異常値法の概念図
 
上記は販促の異常値法の概念図になります。
 
ここでのポイントは、販促は徐々にかけるよりも一度に集中して費用を投じ、自社PRの山・売上の山を作ることが重要だということです。
 
そして、中でもオープン時に販促を一気にかける理由としては大きく3点です。
  1. 菓子業界のライフサイクルは早いため、新店舗オープンの新規性がすぐに失われてしまうので一気に認知を広める必要がある
  2. オープン時はメディアに最も取り上げもらいやすく、一気に自社をPRすることができる
  3. オープン時の繁盛した店舗イメージは話題性があり、新規来店する動機に繋がりやすい

以上のように、オープン時は自社のPRが最もできるタイミングであるため、販促費を最もかける必要があるということです。
 

Ⅱ.菓子店のオープン販促で実施すべきこと

それでは、オープン時に販促を一気にかけるべき対象については大きく以下2点になります。
 
1.メディア向け販促
2.グランドオープンチラシ(折り込み・ドアコール)

 
中でも注力していただきたいのはメディア向け販促で、手法としては ①メディア向け試食会②WEBプレスリリースです。何度もお伝えしますが、メディアに取り上げられる確率が高いのは、オープン時が一番なので、メディア向けの販促をオープン時は特に実施すべきです。
 
まず、①メディア向け試食会とは、オープン前に地元のメディアに取材に来てもらって、ニュースとして発信してもらい注目を集めるための企画です。実際に2017年4月にオープンした長野県のA社でこちらの販促を実施した結果、来場者は12社。
 
メディア掲載で大きなものでも
  • 当日の地元テレビ局の夕方のニュースで紹介
  • 翌日の地元有力新聞の朝刊に掲載
  • 翌日の地元ラジオ局の中継車が立ち寄り

とメディアにオープン時から取り上げられ、一気に地元でも注目の店舗となっています。
 
そして、②WEBプレスリリースとは、メディア向けに情報を発信するプレスリリースを代行業者へ依頼し、その代行業者が所有するメディアリストへFAX・メールなどで情報を発信してもらう手法のことです。
 
実際に2017年4月にオープンした福岡県のA社でこちらの販促を実施した結果、
  • 地元テレビ番組で注目店として掲載
  • Twitterでも1,500以上リツイートで拡散
  • 旅行誌でも掲載

などこちらでもオープン時のメディア向け販促をきっかけに一気に人気店となっています。
 
※詳しくは以下ダウンロード資料でも紹介しておりますので、ご参考下さい。
メディア活用ガイドブック
 
2.グランドオープンチラシは菓子店をオープンした経験のある方では既に折込、もしくはポスティングで実施されているかと思います。ここでおすすめしたいのが、近隣へのドアコールによるチラシの配布です。大体、反響率としても10%ほど来ていただけるため、オープン時に確実に行列をつくるために実施したいところです。
 

Ⅲ.次回来店へと誘導する販促を準備

オープン時の販促が成功し、多くの方にご来店いただけました。ただ、その後もしっかりと自店を 来店してもらうために、オープン時に来ていただいたお客様に対して次回来店の販促をする必要があります。次回来店のための販促としては
  • 次回来店クーポン配布
  • ステップアップ販促
  • ポイントカード誘導
  • Facebook登録誘導
  • LINE@登録誘導

    などが挙げられます。
     
    その中でも、次回来店クーポンと合わせてステップアップ販促を取り組みましょう。ステップアップ販促とは自店を3度来店してもらったら何かサービスをするクーポンのことです。お客様は3度来店した店で安定的にその後も購買する傾向が強いため、3度来店してもらうためにする販促になります。
     
    また、近年では新聞購読率の低下により30~40代に自店のPRをする媒体がなくなりつつあります。そこで、30~40代の多くが利用するFacebookやLINE@を多くのお客様が来店されるオープン時に店頭で登録誘導を行い、自社PRの媒体を獲得していきましょう。
     
    以上のように、多くのお客様が来店されるオープンのタイミングに再来店してもらえるための販促を行っていくことが必要です。
     

    Ⅳ.初年度の販促費の考え方について

    オープン初年度の販促費については、売上構成比でも約10%~15%は予算と取りましょう。
     
    何度もお伝えしますが、販促は一度に大量にかける必要があるため、その多くをオープン時に使い、初年度は自社PRを一気に行いましょう。
    そして、初年度以降は徐々に販促費の割合を減らし、最終的には売上構成比5%以下を目指していくことが理想です。
     

    Ⅴ.まとめ

    菓子店の新店舗開店にあたって、オープン時に販促をかけることは非常に大切です。そして中でも、自店の認知の山、売上の山をつくることにメディアの掲載があります。
    オープンはメディアに掲載されやすい絶好のタイミングです。そのため、オープン時はメディアへの販促を行いましょう。
     
    ※メディアへの販促については
     以下ダウンロード資料で詳しく説明しておりますので、是非ご参考に下さい。
    メディア活用ガイドブック
     
    担当者
    川村 諒志

    愛知県出身。大学卒業後、株式会社船井総合研究所に入社。
    入社後は、食品業界のコンサルティングを行い、中でもWEBプロモーション戦略に強みを持ち、
    日々業績向上に努める。現在は食の観光マーケットにおける新規業態の開発や商品開発のサ
    ポートを行っている。その中で、全国各地の観光地の現場に調査に赴く回数は全社でも随一で、
    最新の観光マーケット動向や事例の収集に努めている。

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