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2017/6/16

スシロー・マクドナルド・吉野屋など、大手外食のフードデリバリー参入について

株式会社船井総合研究所 グループマネージャー シニア経営コンサルタント 堀部 太一

スシロー・マクドナルド・吉野屋など、大手外食のフードデリバリー参入について
スシロー・マクドナルド・吉野屋など、
大手外食チェーン店のフードデリバリー参入が続いています。
しかし、個人的にはこの流れは凄くチャンスに感じています。
 
この辺りのポイントを、本日のコラムにて解説致します。

大手各社の参入方法

①UberEATSとの連携
スシロー・マクドナルドの2社はこのパターンですね。
UberEATSに委託して、「配送」を依頼するパターンです。
 
手数料として一般的には30%程かかりはしますが、
自社で車やバイク、そして配送人員を抱えずに
展開していくパターンです。

②ASAと出前館との連携
こちらは吉野家のパターンですね。
ASAとは、新聞販売店の事です。
 
新聞の販売量も右肩下がりの中、
配送の経営資源を活かしつつ、
配送を代行するパターンですね。

市場拡大はチャンス!

上述の通り、大手各社あくまでも外食店に対する「付加」として、
配送を外注しつつフードデリバリーに参入してきています。
 
大手が参入する事によって、確実に市場は拡大します。
これは、フードデリバリーを事業とする企業にとってはチャンスです。
 
中小企業だけだと中々事業の認知を高めるのに時間がかかりますが、
大手企業の参入だと加速度的に広がります。
 
これはブルーオーシャンの立地で展開する時などでは、
非常に助かります。

フードデリバリー本業企業がチャンス!

さて、市場が拡大する事で当たり前ですがライフサイクルは進みます。
そうなると、より本物でなければ残らなくなるのですが、
この辺りにフードデリバリー本業企業のチャンスがあります。
 
それは何故か?
1つは、時間が経っても美味しいレシピで商品開発しているという事です。
 
上述の通り、大手企業の参入はあくまでも「お店への付加」となっています。
 
つまり、CK(セントラルキッチン)等を活用するのではなく、
あくまでも既存店の既存厨房で、
イートインのオペレーション最優先でのフードデリバリー参入となっています。
 
外食の料理は出来立てが一番美味しく、
時間が経てば加速度的に劣化が始まります。
 
もちろん売上が伸びると対策はしてきますが、
現状では商品レシピと配送外注の点で、
逆にチャンスになっています。

まとめ

市場は拡大しつつ、商品品質の面で競合が弱い。
となれば、今しっかりとシェアを確保しつつ、
徹底した生涯顧客作りの対策が必要になります。
 
この外部環境の変化に遅れないよう、
しっかりと対策を進めていきたいですね。
担当者
グループマネージャー シニア経営コンサルタント
堀部 太一

船井総研フードビジネスのグループマネージャー。船井総研史上最年少でグループマネージャーに。専門領域は中食・デリバリー業。
「食を通じての豊かさの提供」をコンサルティングを通じてどう実現出来るか?を日々考え、毎月25日以上全国を飛び回り、業績アップサポートを行う。

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