季節商品の始め方、終わり方のポイント | 船井総研 フードビジネス支援部

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コンサルタントコラム

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2017/4/11

季節商品の始め方、終わり方のポイント

株式会社船井総合研究所 経営コンサルタント 田中 渉

季節商品の始め方、終わり方のポイント

桜餅の登場で冬の終わりを感じ、
柏餅の登場で春の訪れを感じたりします。
 
歳時記の商品ももちろんですが、
いちごや、栗、桃など素材の旬によって変わる商品もあります。
 

さて、そんな季節商品ですが、気をつけたいことがあります。
それは、「登場のタイミング」、「終了のタイミング」です。
意外と、このタイミングの扱いがおろそかになっている菓子店を多く見ます。
 
季節商品が、「いつの間にかひっそりと登場」
そして「いつのまにかひっそり終了」していませんでしょうか。
お客様から「あの商品、もうなくなったの?」といわれていませんでしょうか。
 

実は「登場のタイミング」と「終了のタイミング」はとても重要です。
なぜかというと、お客様から注目されやすいからです。
 
歳時記当日以外では、もっとも注目されるといっても過言ではありません。

・いつ登場するのか?
・いつ終了するのか?

この情報を伝えるだけでも、集客や売上に影響してくるのです。

 

しかし、売場でよくお聞きするのが、
「とはいっても、いつ登場するのかわからない」や、
「残ったら、売り続けなければいけない」ということです。
 
もちろん、明確な登場日や、終了日が分かるのがベストです。
 
ただ、明確にならなければ、
上旬や中旬、下旬といっただいたいの目安でもかまいません。
 
また、登場時期は、多少ずれても、あくまでも登場予定ですので、
「申し訳ありません。まもなくです。」とも伝えられますし、
登場したときに、「お待たせしました!」と伝えられます。
 
終了時期も、たとえ遅くなっても、
「なんで、まだ売っているんだ!」というお客様はほとんどいないでしょう。
 

逆に、「登場のタイミング」を伝えることができれば、
次の来店動機の訴求になり、期待して来店してくるお客様が出てくることが
期待できます。
 
また、「こんな商品です」と商品の特徴も訴求できます。
 

「終了のタイミング」も同様です。伝えることができれば、
「最後にもう1回」という来店動機を訴求することができますし、
「ついで買い」の訴求にもなります。
 
そして、素材に限りがある場合は、
最後だからとだらだらと売るのではなく、
できるだけ早めに売り切ってしまいましょう。
 
期限を示した上で、
「もうなくなってしまった」と思っていただければ、
次回の登場を心待ちにしていただけます。
 

大切なことは、
「登場のタイミング」も「終了のタイミング」も時期をしっかりと伝え、
店内でしっかりと訴求すること。
 
キーワードは「ひっそり」ではなく、「華々しく」です。

 
POPや、声かけなどで徹底的に伝えていきましょう。

担当者
経営コンサルタント
田中 渉

菓子店専門コンサルタント。和菓子店、洋菓子店、併売店、その他各種菓子店に関わるコンサルティングに10年以上携わる。現場にしか答えはないという信念から、少しでも気になることがあると現場に出かけていきルール化を行う。現場から得られた数々の具体的、実践的なノウハウに対する顧客の信頼は厚い。

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