何故パーティーケータリングで営業利益率35%を実現できたのか | 船井総研 フードビジネス支援部

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宅配
2017/1/31

何故パーティーケータリングで営業利益率35%を実現できたのか

株式会社船井総合研究所 チームリーダー/シニア経営コンサルタント 石本 泰崇

何故パーティーケータリングで営業利益率35%を実現できたのか

法人向けのパーティーケータリング。

 

共働き世帯が増え、コミュニケーション手段が居酒屋の飲みニケーションから
多様化するにつれ、伸びているマーケットです。
 
昨年立ち上げられたお付き合い先も、営業利益率は35%を平均して
キープされておられ、本業よりも高い収益事業とされています。
 
では、何故パーティーケータリングは営業利益率が高いのでしょうか?
ポイントとしては、下記2点が非常に大きいと言えます。
 
①低い原価率
パーティーケータリングの一般的な原価率は22%前後となっています。
 
「えっ、そんなに低くて満足されるの!?」
と良く聞かれるのですが、しっかり満足頂く事は可能です。
 
理由として、ケータリングを頼む時は会の主題は食事ではありません。
あくまでも、懇親会や納会などの行事ありきで、
それを「彩る」手段としてケータリングがあるのです。
 
つまり、食材の原価をかけるよりも、
「装花」「装飾」「各種演出」に費用をかけた方が、
結果的に満足度が高まる傾向にあります。
 
このような点から、原価率が22%前後でも
満足頂ける背景になっています。
 
②高い生産性
それと同時に、人件費率も低く、生産性を高めやすいのも特徴です。
 
ケータリングの場合、予約は大体2週間~4週間前の完全受注生産ですし、
1件あたりのパーティー単価も15万円~20万円程です。
 
これを約3名で回す事が出来ますので、
製造・配送・接客全てにかかる労務時間を計算しても、
高い生産性になる事がわかると思います。
 
実際、お付き合い先でも「完全週休二日制」「1日拘束時間8時間」を
実現されたところもいらっしゃいます。
こちらも、これを実現しつつ高い営業利益率をキープされています。
 
高収益を実現する為には、時流適合のビジネスを如何に成長期の前半で
取り組む事が出来るか?これに尽きます。
 
この成長期の前半でしっかりと攻め、CRMを徹底し、
市場シェアと顧客シェアを高めて盤石な体制で成熟期を迎える。
 
この流れが出来れば、高い収益性をよりキープしやすくなります。
参入のタイミングに注意し、
しっかりとケータリングを盛り上げていきたいですね。
 

担当者
チームリーダー/シニア経営コンサルタント
石本 泰崇

十数年間飲食業の現場でキャリアを積んだ後、船井総合研究所に入社。
上場外食企業のスーパーバイザー、最年少での営業部長就任、130名以上のメンバーのマネジメント実績を活かし、人事評価制度、人材採用、人材開発・育成(教育)プランの提案を得意とする。
現場と経営者の双方の意見を融合させての改善提案や業績向上プラン、即時経費削減プランを具現する。
最近では特に人事評価制度導入により、人を育てて、業績アップを実現させるスキームの導入から運用までの依頼が多い。

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