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2017/1/06
多店舗展開のコツ2 ~業態とフォーマットの違い~
多店舗展開のコツ2 ~業態とフォーマットの違い~

フードデリバリーグループの春日です。

 

前回に引き続き、店舗展開をしていく上でのコツをお話しします。
 
前回のコラムでは店舗展開成功の決定要因は「立地判断」であるという話をさせて頂きました。
本日はその次のステップのお話です。
 
例えば「良い立地」を選択できたとします。
それではその次に必要なことは何でしょうか?
 
それは適切な「フォーマット」の選択です。
そもそも店舗展開をする上で「フォーマット」「業態」「業種」という言葉がよく出てきますので、
ここで言葉の定義を整理しておきます。
 
まず、「業種」と「業態」の違いとは何でしょうか?
 
少し調べると、
業種:花屋、八百屋、車屋等 “取扱商品の種類で分類”したもの
業態:スーパーマーケット、コンビニ等 “売り方の違いで分類”したもの
ということが分かります。
 
要するに、「業種」は”主に何を扱っている店か”に視点を置き、
「業態」は“どのような販売方法か”に視点を置いています。
売るものは同じでも顧客の視点から便利なように売り方を変えたもの、が業態と言えます。
 
それでは「フォーマット」とは何を指すのでしょうか。
 
フォーマットは業態をさらに細かく分類した概念で「業態類型」と訳されます。
 
単に販売方法だけでなく、顧客のTPOSを踏まえた商品の品揃え、価格、商品の品質やサービス方法の分類を指します。
TPOSとは、Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場面)、Style(ライフスタイル)の頭文字です。
つまり、顧客の利用動機や予算帯の違いによって業態を更に細かく分けた商売の分類がフォーマットといえそうです。
 
店舗ビジネスでは、「時代の変化に合わせた業態開発が重要である」と言われますが、それをもっと細かく言うと
「顧客の生活スタイルの変化や時流の変化を意識し、
顧客の購買・利用動機に合わせた魅力ある商品・サービスの新しい組み合わせを考えて続けていく」

という意味と捉えられます。
 
特にお客様の家族構成、住居形態、住宅地の立地、交通アクセス、
流行やし好の変化などに応じたフォーマットの開発や修正が不可欠になります。
 
このようにフォーマットという概念が理解できればフォーマットごとに店舗面積必要商圏人口が変わることも理解でき、
それはさらに地域内や日本国内における出店可能店舗数が理解できることに繋がります。
 
店舗ビジネスで持続的な成長を実現するには、
「フォーマット運営の完成度を高める」
「新しい重要を獲得できるフォーマット開発に挑戦する」

という2つのことがポイントになるといえそうです。
 

担当者
春日 大輝

関西学院大学卒業後、大手食品メーカーに入社。
食品メーカーでは量販店担当の営業マンとして現場の最前線で活躍。船井総研に転職後は食に関する企業の支援に徹底的にこだわり、20社を超える支援やプロジェクトに加わり成果を上げる。宅配・ケータリング業を専門としてからも、「答えは現場にしかない」というポリシーの下、徹底的に現場レベルの具体的な提案にこだわり続ける異色のコンサルタント。自分で現場に足を運んで得た生々しい事例を基に構築した戦闘レベルの提案に、船井流のマーケティング戦略を掛け合わせたユニークな提案には定評がある。

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