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コンサルタントコラム

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2016/9/20

菓子屋の出店戦略 人が集まる場所の変化

菓子屋の出店戦略 人が集まる場所の変化

これまで流通業で花形だった百貨店が力を失い、苦しんでいる。
地方や郊外では百貨店の閉店が後を絶たない。
 
総合スーパー(GMS)も同様に大量閉店が決定している。
 
これまで菓子屋は百貨店への出店を続けてきたが、その百貨店の集客力が落ちる中で、
今後、どのような出店戦略を取るべきだろうか。
 
そもそも、これまで菓子屋が百貨店に出店してきたのは、そこが人を集める力を持っていたからだが、
「人が集まる場所に出店する」その考えは変わらない。
消費者のライフスタイルが変化したことで、人が集まる場所も変わってきているだけで、
新たに人が集まるエリアに出店すれば良いだけである。
 
例えば、郊外では幹線道路沿いへの出店ではなく、
集客力のある大型食品スーパーやホームセンターなどに隣接して出店するお店が増えてきている。
駐車場も大きいので、クリスマスなどのハイシーズンの際やカフェによる
回転率の低さによる駐車場不足も心配する必要がない。
スターバックスコーヒーなどのコーヒーチェーンもこの出店戦略を行っており、今後郊外出店の際の注目となる。
話をテナント店に戻すと、百貨店や総合スーパーが苦しむ一方でSCは出店場所に合わせた戦略で出店を続けている。
 
しかし全てのSCが好調なわけではない。
明確に勝ち組と負け組に分かれているので注意が必要である。
 
また、菓子屋、特に和菓子屋がSCへの出店を行う場合に注意しなければならないのは、
そのままの品揃えでは通用しないということである。
SCのメインターゲットである若年層に合わせた商品付加、
そして、カジュアルギフトの強化が必須である。
 
菓子屋は今後、出店を行う場合、新たな出店戦略を元に検討する必要があり、
また、出店場所のターゲットにあわせた商品MDの変化が必要となる。
 

担当者
グループマネージャー 上席コンサルタント
花岡 良輔

船井総研食品グループを統括するマネジャー。食品製造業、卸・商社・小売を「つなぐ」コンサルティングスタイルを展開すべく、2014年にそれまでバラバラに活動していた食品部門のコンサルティングメンバーを集約。船井流ヒット商品開発法を完全ルール化。数々のヒット商 品を世に送り出している。食品産業新聞社「中小食品メーカーのブランド化戦略」執筆中。著書に中小食品メーカーのブランド化戦略、船井流販促大全など

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