なぜ、「肉バル」が急増しているのか? | 船井総研 フードビジネス支援部

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コンサルタントコラム

外食
2016/7/06

なぜ、「肉バル」が急増しているのか?

株式会社船井総合研究所 グループマネージャー/シニア経営コンサルタント 服部 直樹

なぜ、「肉バル」が急増しているのか?

~市場動向に適応した“マーケットイン”発想が飲食業界では必須に~

今、飲食業界で急増している「肉バル」業態。
大手飲食店チェーン企業の参入や、異業種からの参入が多く見られるようになってきました。
業態急増の裏には、飲食業界が抱える課題解決に向けた動きと関係がありそうです。

マーケティングの考え方で「プロダクトアウト」と「マーケットイン」があります。
生産者や販売者などの提供する立場からの発想で商品開発や仕掛けを行う事をプロダクトアウト、
逆に市場や消費者などの購買する立場からの発想での行動をマーケットインというものです。
今の時代に必要な発想はどちらなのでしょうか?

過去の慣例が通用しない時代

今、飲食業界では近年稀に見る“超採用難”の時代になっています。飲食店経営に大きな負のインパクトを与えています。
そして、今まで集客のメイン媒体であった紙媒体に変わりWEB媒体の台頭が著しい状況にあります。
飲食業界では、また、焼肉業界では、過去に例を見ないレベルで国産牛肉価格の高騰が進んでいます。
今までの固定観念では、到底対応しきれないほどの“有り得ない”現象が起こっており、多くの経営者が頭を抱えています。

反応のあるものを取り入れる発想

こういう状況下で成果を出す為の経営戦略に、自社のビジネスモデルや慣例に囚われる事なく、
市場での反応のあるものを自社に取り入れるという発想を優先的に考える必要があるでしょう。

(例1:採用の考え方)
《過去の発想》いかに自社の理念を伝えるか?風土の良さを伝えるか?
《今後の発想》有効求人倍率の低いエリアに出店する。採用しやすい業態を開発する。
ある企業では、有効求人倍率の低い沖縄にアンテナショップをオープンし、
そこから本土へ人財の流れをつくろうとされています。

(例2:WEBの考え方)
《過去の発想》今、店で売れている商品をどうWEBで告知するか?
《今後の発想》WEBでアクセスの高い商品を販売する。業態を出店する。
WEBで反応の良い物、悪い物は変わらないものなのです。
女性的な業態はアクセスが良く、男性的な業態はアクセスが悪いという事実があります。

飲食店を経営する企業は、上記のマーケットイン発想で経営を舵取りを行う必要性が増してきています。

採用しやすい、WEBで反応が良い、この二点の理由により「肉バル」業態が急増しているのです。

肉バル新規出店セミナー

【東京会場】 2015年8月 9日(火) 13:00~17:00(受付12:30~)
(株)船井総合研究所 東京本社

株式会社 やまむらや 代表取締役 山村 大輝 氏
に、ご登壇頂きます!

詳しくは ⇒http://www.funaisoken.co.jp/seminar/009002.html
担当者
グループマネージャー/シニア経営コンサルタント
服部 直樹

「焼肉」を中心に「肉食材」を中心としたコンサルティング活動を行い、社内で最も多くの
「肉食材」コンサルティング企業のクライアントをもつ。また、牧場、精肉卸、精肉小売企業
などから飲食参入の新業態開発の依頼も多く受ける。近年では、食材原価高騰の業界課
題により「収益性の高い肉バル業態」の開発依頼が多く、全国各地で仕入れ先の共有~研修
まで、出店に関するトータル的なサポートを行っている。

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