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2016/7/28
食べてもらうことが最高のファン客づくり
食べてもらうことが最高のファン客づくり

「食べてもらってファン顧客を作って9年間売上を伸ばし続けた豚肉直売店」事例をお伝えします。
 
今回の事例の店舗は、愛知県にある豚肉生産者の直売店で売上を9年間伸ばし続けて、年商2億円を達成した事例です。
 
豚肉の生産者の直売店ですから販売している商品は豚肉とハム・ソーセージなどの加工品と惣菜です。
 
オープンして、1年間はお客様の数もなかなか増えず、また、豚肉関連商品しか販売していないという世の中に珍しい直売店だったので、売上がなかなか伸びず、初年度は年間6000万円程度しかありませんでした。
 
そこで店長が取り組んだことがお客様に豚肉について徹底的に話をし、商品を理解してもらうことでした。
生産直だから伝えられることを伝える時間を増やしました。
 
例えば、豚肉の部位の話や部位別に合う料理、生産でこだわっていること等をお客様に直接話をし、スーパーで販売している豚肉との違いを理解をしてもらいながら購入してもらいました。
その結果として、豚肉のファンが増えてリピート購入が増えました。
 
さらに、ファンを増やしたのが、バーベキューの食べ放題でした。
このバーベキューのコンセプトは有料試食です。とにかくバーベキューで利益を出すのではなく、食べてもらって豚肉の美味しさを体験してもらうことを目的としました。
 
食べ物でファンの顧客を作るには食べてもらうことが一番です。
店内では試食を行っていますが、バーベキューにすることで、食べ物そのものの美味しさだけではなく、食べている楽しい時間も体験として記憶に残り、その商品の付加価値も高めてくれました。
 
また、ファンのお客様が友達などを連れてきてくれ、豚肉を食べてファンになる人も増えいきました。
 
この店舗は、養豚家の直売店なので、肉屋ではなく、豚肉専門店であり、
オープン当初は来店から「牛肉はないの?」、「鶏肉はないの?」という質問もありましたが、
自分達のお店がどんなお店で、どんなこだわりをもって商品を販売しているかを丁寧に説明し、試食やバーベキューなどで美味しさを体験してもらうことでそのような質問はなくなりました。
 
このように他のお店との違いをしっかり理解してもらったお客様はファン顧客になり、リピーターとして自社の商品を定期的に購入してくれるようになります。
 
今回の事例の他にも食品専門店で繁盛している店舗の特徴は、ただ商品を販売するだけではなく、商品の価値を伝え、ファンの顧客を作っていることです。
 
ぜひ、皆様も自分達の特徴(強み)を発信し、理解してもらえる取り組みを実践してみてください。
 

担当者
経営コンサルタント
前田輝久

食品専門店の店舗開発や活性化のコンサルティング支援を行っている。なかでも、卵、豚肉、豆腐などの生産者・中小食品メーカーの直売店開発支援では定評がある。
「即時業績向上」「力相応」をモットーに、すぐに実践できる実現可能な提案を行っています。「生産者、メーカーの自立」をポリシーに、中小企業が市場価格や卸先の影響に負けないで永続できる企業になるためのコンサルティングを行っています。

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