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単品専門店で持続的成長を続ける八天堂の事業戦略
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製菓
2017/2/20
単品専門店で持続的成長を続ける八天堂の事業戦略

先日弊社主催のスイーツビジネス研究会にて
クリープパン単品で全国展開を行う八天堂森光社長にご講演頂きました。

 

広島県内でベーカリーチェーンを展開されていた八天堂が
クリームパンに専門特化したのが約10年前。
 
「日本初上陸!」などのふれこみで当初は行列ができるが
いつのまにか市場から消えている印象の強いスイーツ専門店が多い中、
八天堂は売上も利益も順調に伸ばし続け持続的成長を続けています。
 
森光社長のお話しをお聞きし、持続的成長を続けるポイントは以下の3つであると思います。
①利用動機の広い商品カテゴリー
・クリームパンは、「おやつ」「手土産」だけでなく、
「食事」動機もあり、利用動機が広い。
今までのスイーツでは取り込めなかった「食事」動機を上手に獲得している
 
②マーケット大の地域で展開

・広島だけの展開ではマーケットが小さい。
人口が多くマーケットが見込めるエリアでの展開を早期から実施
 
③周辺マーケットを更に付加
・クリープパンの物販が定着した後、カフェ動機や、
歳時季ギフト動機(通販強化)などを次々と付加。
 
単品特化で低投資での事業展開と共に生産性・収益性を上げ、
社員教育・労働環境整備に注力し、離職率も大幅に減少していくという
好循環の事業運営を展開されています。
 
単品特化は、脱・長時間労働、高収益性は菓子業界にとって緊急の課題の一つで、
単品特化専門店開発はその手段の一つ。
また単品特化でも持続的成長を実現するブランドとなるためには
力不相応な拡張はせずに力相応に周辺マーケットを取り込んでいくことが必要となるのです。

執筆者
グループマネージャー 上席コンサルタント
花岡 良輔
寿司宅配の適正な原価率はどれくらいか?
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宅配
2017/2/18
寿司宅配の適正な原価率はどれくらいか?

「いまさら、寿司宅配?」

 

このように思われがちな寿司宅配(デリバリー)の市場ですが、
今本当に盛り上がってきています。
 
というのも、この寿司宅配の市場は大手チェーン店がほぼ大多数のシェアを確保されているからです。
 
「えっ、大手がシェアを獲っているなら勝てないのでは?」
こう思われると思うのですが、実は逆なのです。
 
寿司宅配は市場規模自体が大きくない為、
FCパッケージとして展開していくには必要人口数・必要世帯数がある程度必要になってきます。
 
その為、あくまで目安ではありますが世帯人口6万人くらいがポイントで、
これ以下であれば意外とブルーオーシャンとして戦いやすくなっています。
 
では、ここで今回の本題なのですが、
寿司宅配ではどの程度の原価率をかけているのでしょうか?
 
理論原価ベースですが、先行企業であれば、
食材:28%
包材:2%
合計:30%
といった所が多いです。
 
そして今の後発企業の勝ち方としては、
食材:33%
包材:2%
合計:35%
 
といった具合にあえて食材にコストをかけるようにされていらっしゃいます。
では、どの部分でコストを抑えているのか?それが配送です。
 
上述のようにあえて小商圏を攻める事によって、
配送効率を高める戦略を構築し、上記食材原価の高騰分をクッションするようにされています。
 
今さら?と思うようなマーケットであっても、
戦い方を少し変えるだけで、本当に儲けやすくなります。
 
営業利益率ベースでも、15%~20%くらいを付加しやすい事業ですので、
今後も益々競争が小商圏で増えてきそうな市場です。
 

執筆者
グループマネージャー シニア経営コンサルタント
堀部 太一
繁盛弁当のご紹介
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宅配
2017/2/17
繁盛弁当のご紹介

フードデリバリーグループの東です。

 

都市部は競合の存在も多く、ライフサイクルが地方に比べると進んでいます。
それは宅配弁当の市場も変わりません。
 

そこで、東京の繁盛店を参考に今後考えられる
ライフサイクルが進んだ商品について紹介させていただきます。
 
キーワードは「定番」と「季節性」です。
 
東京の繁盛店のHPを見て頂くと、
季節商品が多いと感じると思います。
 

この季節商品も2つに分けられます。
①期間限定商品
春夏秋冬などの季節に応じた食材を使用した期間限定の商品です。
 
②月替りの定番商品
東京の繁盛店では、定番商品でも季節性を出すために
月替りで商品改廃を行っております。
 
しかし、内容を全体的に改廃するのではなく、
改廃する部分を絞り込んでいます。
 
つまり、大きく変化させるのではなくちょっとした変化で
飽きない工夫を行っています。
 
リピート客の離脱を防ぐためには、
「お客様を飽きさせない」ということが重要となります。
 
リピート対策の一つとして
「定番」に「季節性」を持たせることがあげられます。
 
競争の激しい東京から、
差別化の一つとして参考にしていただければと思います。
 

執筆者
東 貴一郎
パン屋・ベーカリーの宅配参入
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宅配
2017/2/16
パン屋・ベーカリーの宅配参入

フードデリバリーグループの春日です。

 

近頃街のベーカリーの経営者様から、
宅配事業に参入をしたいというご相談を受けることが多くなってきました。
 
そこで、本日は改めてベーカリーの宅配参入について少し纏めてみました。
 
毎年株式会社クラレが発表している新小学生の女の子の「なりたい職業ランキング」。
なんと「パン屋さん」は18年連続1位に輝いています。
 
大学生のアルバイトでもベーカリーやカフェは人気の業種です。
 
しかし実際働いてみるとこの評価は一変。
 
朝は早く、夜は遅い。
華やかな見た目とは裏腹に仕事はきつい。
その癖に給料は安い。
そのためなかなか従業員が定着しません。
 
コンビニに客を奪われ、客が来ない。
商品にロスが出て、利益率も悪化。
人件費にそこまでお金をかけられなくなり、シフトを減らす・・・
 
そんな街のパン屋さんが今後生き残っていくための1つの方法が宅配ビジネスへの参入です。
 
皆様ご存知の通り、
日本は1億総活躍社会という名の共働き社会です。
高齢者率が25%を超える超高齢社会でもあります。
 
だからこそ、買い物難民へのお届け、朝ごはんの定期宅配等、
自社のパンやサンドイッチやベーグルを店の外に持っていく「宅配ビジネス」が注目されています。
 
ベーカリーの店外売上は大きく5つの分類に分かれます。
 
①個人宅への定期宅配等のBtoCストック型モデル
②法人や団体の会議や集まりを狙った完全予約型高単価宅配モデル
③病院や学校の食堂やスーパー等に卸販売をする卸販売モデル
④オフィス街、広場等に出店する移動販売型モデル
⑤自社サイトを使った通信販売
 
一般的には宅配といえば①を連想しますが、
効率的に利益を稼ぐためには②から取り組むことをおすすめしています。
 
法人のランチミーティングや気軽なオフィスでの宴会、
大切な取引先への接待に付加価値の高いプレミアムサンドイッチ等を
宅配するモデルです。
 
店舗売上がなかなか上がらないベーカリー経営者の皆様は
是非既存の設備・人員を活かした宅配参入も視野に入れて頂ければと思います。
 

執筆者
春日 大輝
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